管理人は両耳ともに感音性難聴で、聴力は左右とも100dBです。正直なところ、補聴器を付けても感音性のために相手の声がほぼ聞き取れません。
こういった耳の状態ですので、誰かインターホンを鳴らしても気づくことができず不在と思われることがよくあります
健聴者の方からインターホンの音は大きいからさすがに気づくでしょう?と言われることもありますが、残念ながら聴力100dBだと全く聞こえません。
これは他の聴覚障害者も、よくある困りごとではないでしょうか?
特に管理人は車を運転できないのでAmazonといった通販をよく利用しますが、家族が不在の時は受け取るのも一苦労。
時間指定をしても時間ぴったりに来るわけではないので、宅配便の方を見逃さないように相手の姿が見える窓の近くに座って外を確認しながら待たなければいけません。
本を読んだり仕事をしながら待っていても、来てないか何度も窓の外を見なければいけないのではっきり言ってかなり大変です…
光でお知らせしてくれるワイヤレスチャイムで今まで苦労が消えた
ワイヤレスチャイムという機器を玄関先に取り付けてみると、今まで苦労していたインターホンの音が聞こえない問題が解決しました!
ワイヤレスチャイムを設置したら来客がすぐ分かるようになり快適に!
来客があったことを耳が聞こえなくても知る方法はないか探したところ、Amazonでワイヤレスチャイムという商品を発見。
ワイヤレスチャイムは音だけでなく光でもお知らせしてくれるので、来客があれば部屋の受信機が光ってすぐ分かるようになりました。
家族が不在の時はもしかしたら誰か来るかもしれないと不安でしきりに窓から外を確認していましたが、設置してからは不安も無くなり快適です!
それに玄関先だけでなく部屋にも設置することで、呼び出し用としても使えるため大変助かっています。
ワイヤレスチャイムは設置が簡単で費用も2000円前後と手軽に使える
ワイヤレスチャイムは、ボタン付きの送信機とLED・スピーカー付きの受信機の2つの装置が付いたセット。
誰かかが来て送信機のボタンを押せば電波を飛ばし、それを受信機がキャッチしLEDがピカピカ光る+チャイム音でお知らせしてくれます。(※チャイム音は音量設定で無音にできます)
玄関先に取り付けますが配線工事は必要なく、両面テープやネジを使い自分で固定するだけと簡単です。
送信機と受信機がセットで、価格は2000~3000円がほとんど。
ちなみに聴覚障害者向けの支援機器でインターホンを光でお知らせという似た物を見ましたが、そちらは1セットで数万円もしました。
そう考えると、かなり低価格で購入できるワイヤレスチャイムがコスパ良くおすすめです。
ワイヤレスチャイムを選ぶコツを伝授!
購入する際に、意外とワイヤレスチャイムが色々あったのでどれにするか迷いました…。
そこで、購入するために調べて分かった選ぶコツをこちらにまとめておきます。
LEDで光る部分が広めだと気づきやすい
光る範囲が狭いと明るい時は見逃す可能性があるため、できるだけ光が強く範囲も広いものを選びましょう。
管理人がAmazonでチェックしてみたところ、光が特に広く見えやすいものは以下の2つです。
他は一部だけ光るといった形が多いのですが、1番目のワイヤレスチャイムは前面の広い範囲が光るのですぐに分かります。
2番目は真っ赤で強烈な光を発しますのでまず気づくものの、光が強すぎて少し鬱陶しいかもれしれません。
なお、ついでに下のステッカーも一緒に購入して、玄関前に送信機と貼っておくとよいでしょう。
受信機が複数あるセットを使えば見逃しを減らせる
家のどこにいても来客が分かるようにしたい場合は、受信機が複数セットになったワイヤレスチャイムを選んでください。
例えば、下記のようなタイプですね。
上のワイヤレスチャイムは先ほど紹介したものと同じですが、こちらは受信機が2つに増えていますので例えば居間と自室に取り付けてみましょう。
玄関先でボタンが押されれば、居間と自室のどちらも光るのでまず見逃しませんよ!
音や振動をセンサーで感知してくれるモデルもある
ワイヤレスチャイムには、音や振動をセンサーで感知してくれるモデルも販売されています。例えば、下記のようなタイプですね。
このタイプは、周囲で音や振動が起きると電波を飛ばして受信機が光ります。
そのため、通常のワイヤレスチャイムでは出来ない以下のようなことが可能です。
- 電話機の横に取り付けして、電話が鳴ったら光でお知らせ
- 何らかのブザーが鳴ったら、光でお知らせ
- 赤ちゃんの横に設置し、泣き声が聞こえたら光でお知らせ
ちなみに音センサー以外にも、人感センサーやドア・窓用といったワイヤレスチャイムもあります。
玄関先に取り付けるので送信機は防水性が必要
光る受信機の方は部屋の中に設置しますが、ボタンのある送信機は玄関先に取り付けるので防水性が必要です。
防水規格はIP44のように数値で表され大きい方が防水性能が高いので、できるだけ数値が大きめのものを選ぶようにしてください。
調べたところ、ワイヤレスチャイムは防水性能が特に高いものでIP55くらいです。IP55は有害な影響が発生するほど粉塵が中に入らず、あらゆる方向からの噴流水にも耐えるという意味。
ただし、水没させると防水加工が施されていてもさすがに壊れるので気を付けましょう。
ワイヤレスチャイムの電源は3つのコツがある!
ワイヤレスチャイムの電源ですが、送信機は電池式が多く受信機はコンセント式がほとんど。
違いがある理由は、送信機はコンセントが無い玄関先に設置するためです。
電源については、以下の3つのコツを踏まえるととても使いやすくなります
- 送信機は電池がいらないタイプを使うと電池交換の手間が無く楽
- コンセントの位置によっては視認性が悪くなるので延長コードを用意
- 入手しにくい種類の電池を使うワイヤレスチャイムは避ける
送信機の電池がいらないタイプとは、押した時の衝撃で発電できる機能が付いたものです。受信機は見える位置に設置する必要があるため、延長コードを用意しておきましょう。
ワイヤレスチャイムはほぼ中国製のため、あちらの国でよく使われている23A電池が電源となっているものもあります。
23A電池は日本だと入手しにくく、もし電源となっているならそのワイヤレスチャイムは避けた方が無難です。
鉄筋コンクリートの建物で使うなら送信距離が長いものを!
ワイヤレスチャイムを鉄筋コンクリートで出来ている建物で使う場合は、受信距離が短くなってしまいます。
これは、送信機が出す電波を鉄やコンクリートが遮ってしまうのが原因です。
ちなみに、メタルラックといった金属製の家具がたくさんある場合も、同様に受信距離が短くなってしまいます。
もし当てはまる環境にお住まいでしたら、送信機が出来るだけ広く電波を飛ばせるものを選択してください。
防犯にも使えるセンサー式もある
来客を知るだけでなく、防犯にも役立つセンサー式のワイヤレスチャイムも販売されています。
例えば上記のワイヤレスチャイムは、玄関先に取り付けている送信機から赤外線を出すタイプです。
ボタンを押す必要はなく誰かが近くを通ると赤外線センサーが反応し、受信機が光ってお知らせしてくれます。
もし空き巣といった犯罪が近所であったなら、こういったワイヤレスチャイムを使って自衛しましょう。
ワイヤレスチャイム選びに迷う方に向けて新記事を作成しました
ワイヤレスチャイムについて問い合わせが結構来ていますので、それにお答えするために新しく記事を作りました。
新記事では徹底的に調査し、聴覚障害者が利用できるワイヤレスチャイムの中からどれがおすすめなのか分かりやすく紹介しています。
ただ紹介するだけでなく、聴覚障害者向けの選び方から調べて分かったワイヤレスチャイムの最新事情などもたくさん盛り込んでいます。
この記事を見ればインターホンの代わりから、防犯対策や赤ちゃんの泣き声をキャッチするまで、色々なシーンに対応できるワイヤレスチャイムが見つかりますよ!
聴覚障害者によくある悩みを記事にしています
町草のブログでは聴覚障害者の悩みを、解決する記事を書いています。もし、他にも悩んでいることがあれば、下記のブログ記事をご覧ください。
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