聴覚障害者が使うイヤホンのおすすめと注意するべきこと

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聴覚障害者もイヤホンを使って音楽を楽しむことができる

聴覚障害者も聴力が残っていれば、イヤホンを使うことで音楽を楽しむことができます。

管理人は両耳とも100dBの重度の感音性難聴ですが、制限はあるもののイヤホンを使えば音楽も聞こえます。

ちなみに制限は、①高音を聞き取ることができない②感音性のため相手が何と言っているのか把握できないの2つです。

そのため、曲によっては全体的に高音で構成されているせいか、音量を上げてもほぼ聞こえないものもあります。

聴覚障害者がイヤホンを使うと音漏れがとても気になる…

聴覚障害者がイヤホンを使って音楽を楽しむ場合、気になるのはやはり音漏れでしょう。

というのも、聞こえの程度にもよりますが、聴覚障害者は通常の数倍もの音量で聞いているからです。

管理人の場合は、テレビの音量を50~60くらいにするとやっと聞こえる感じです。

健聴者の方なら音量10~12?くらいで使うと思うので、およそ5~6倍になります。

通常の5~6倍の音量で使うなら、音漏れしたら大変ですね…。

聴覚障害者が使うならカナル型のイヤホン一択!

イヤホンの形状は大きく分けて、カナル型・インナーイヤー型・耳掛け型の3種類があります。

このうち、聴覚障害者が使うなら、遮音性が高く音漏れしにくいカナル型一択です。

健聴者の父に音漏れしているかどうかチェックを頼んでみたところ、一般的なカナル型のイヤホンでもちゃんと装着していれば音漏れはしていないとのこと。

ただ、装着が浅く遮音性が落ちていると当然ながら音漏れがあるので、しっかりと装着しましょう。

インナーイヤー型は耳の浅い部分に取り付けるタイプで、耳かけ型は耳の穴に入れず耳にかけて使うタイプになります。

どちらも遮音性が低く通常の数倍の音量で使うとまず音漏れするので、残念ながら聴覚障害者は使用できません。

なお、じゃあヘッドホンはどうなの?ですが、遮音性が高いしっかりとした作りの物なら音漏れはあまりないようです。

ただし、ヘッドホンだとカナル型よりも離れたところで音がするせいか、音量をかなり上げないと聞き取れませんでした。

それに密封性が良いヘッドホンは高いので、コスパの面から見てもカナル型のイヤホンの方が良いと思います。

イヤホンの性能よりイヤーピースにこだわると良い

高い物ほどはっきり聞こえる訳ではないのでイヤホン自体は、はっきり言って安物で十分です。

管理人が使っているイヤホンもパナソニック カナル型イヤホン ブラック RP-HJE150-Kという何と1000円以下で買える物です。

イヤホンにこだわるよりは、イヤーピースの方をこだわりましょう。

なぜなら、イヤーピースを変えることで①遮音性が上がる②はっきり聞き取れる③長時間使っても快適になるからです。

イヤーピースのサイズは補聴器のイヤモールドと見比べて決めると楽

イヤーピースのサイズが合ってないと、耳の中が痛くなったり密封性が低下して音漏れしやすくなります。

特に聴覚障害者が使う場合、音漏れが気になって大きめのサイズをぎちぎちに詰め込んで傷めることが多いんですよね…。

サイズはSS~L型とたくさんあるので迷いますが、使っている補聴器のイヤモールドと見比べてみてください。

イヤモールドは自身の耳の穴を写し取ったものですから、一つ一つイヤーピースを横に並べていけばぴったり合うサイズが分かるはずです。

サイズを選ぶ際の注意点として、あまりにサイズが小さ過ぎるとカナル型といっても音漏れしてしまいます。

不安な場合は、健聴者のご家族や友人に音漏れしていないかチェックしてもらってください。

ウレタン製のイヤーピースは長時間使っても快適でおすすめ

ぴったり合うサイズが分かったら、今度は目的によってイヤーピースの材質や形を変えてみましょう。

一般的に使われている材質は、①シリコン製②ウレタン製の2つがあります。

このうち聴覚障害者が使うなら、遮音性が高く長時間使っても耳が痛くなりにくいウレタン製がおすすめ。

ウレタン製は柔らかく付けた人の耳の形に変形するので、遮音性が高くなります。

また、柔らかいことから長時間付けても、耳が痛くなりにくい。

管理人も最初はシリコン製を使用していたのですが長時間使うと耳が痛くなり、ある時にウレタン製に替えました。

ウレタン製に替えたところ長時間付けていても痛くなく、今では手放せなくなっています。

ただしウレタン製は水に弱いので洗うことができず汚れたら新品に替える必要があり、シリコン製よりも少し価格が高めです。

それでも、やっぱりイヤホンを使うなら快適なウレタン製を推します!

管理人が使っているウレタン製イヤーピースは、FSC 低反発 ウレタン製 イヤーピース 6個入り (S/M/Lサイズ)です。

もっと音をはっきり聞きたいなら形状に注目してみて

曲によってはどうしても音がはっきりと聞き取れず、もやもやすると思います。

だからといって、音量をどんどん上げていっても耳に悪いですよね。

聞き取れずもっとはっきり聞きたい時は、通常のイヤーピースをダブルフランジやトリプルフランジといった特殊な形をしたものを使用してみてください。

ダブルフランジやトリプルフランジは、通常のイヤーピースが2連や3連と重なった形状。

HiFiHear ダブルフランジ円錐形 シリコーン ゴム カナル型イヤホン適用 交換用 高音質 遮音性 フィット感 脱落防止イヤーピース (青+クリア)

SHURE 3フランジ・イヤーパッド(3ペア) EATFL1-6 【国内正規品】

といった形状のイヤーピースですね。

特にトリプルフランジは耳の奥まで入るので、使ってみたら音がよりはっきりと聞き取れるようになりました。

ちなみに、音がはっきりと聞き取れるだけでなく、遮音性が普通の形状よりも高いという嬉しい効果もあります。

イヤホンジャックから抜けないように注意!

最後に聴覚障害者が高音量で使う際に最も注意することとして、イヤホンジャックから抜けてしまう点の対策を考えてみます。

本人は聞こえませんが、イヤホンジャックから抜けると爆音が響き渡るので大変まずいことになりますね…。

今のところ一番の対策としては、延長コードを使うことです。

ELECOM ヘッドホン延長コードブラック 3m [フラストレーションフリーパッケージ(FFP)] EHP-CT23G/30BKE

上記のようなやつですね。

一般的にイヤホンはコード1.2mくらいしかなく、これだと少し動いただけで引っ張られてイヤホンジャックから抜けてしまいます。

ですが、延長コードを取り付ければ動きで抜けてしまう事はほぼないので、より安心して使うことができるようになりますよ!

まとめ

聴覚障害者でも、音楽を楽しみたいですよね。

以前に聴覚障害者向けのイヤホンってあるのかな?と思って調べてみたところ、ほとんど情報がなく残念に思ったので今回記事にまとめてみました。

なおあまり長時間聞き過ぎると耳への負担となるので、ほどほどのところで休憩を挟みましょう。

それでは、イヤホンを用意して音楽を楽しんでくださいね!

 

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