聴覚障害者なら目覚ましにもなる振動式腕時計がおすすめ
管理人も聴覚障害者ですが、悩みの一つに目覚ましの音が聞こえないので朝起きるのが大変なことがあります。
耳が聞こえず目覚まし時計が使えない悩みを解消してくれるのが、目覚ましとしても使える振動式腕時計です。
一般的なブザーによるアラームではなく、本体が振動してお知らせしてくれるタイプですね。
健聴者の方も、振動ならブザーと違って他の方の迷惑にならないメリットがあります。
スマホと違って手に直接触れているので振動に気づきやすく、寝相が悪い方でも外れないので安心して使えます。
また、目覚ましだけでなく、時間になったらお知らせしてくれるように設定することでスケジュール管理にも役立ちますよ。
振動式腕時計の選び方
昔はほとんどありませんでしたが、近年では振動式腕時計も増えてきました。
そこで、買ってから後悔しないためにも、こちらで選び方をご紹介します。
目覚ましとして使うなら振動の強さを確認しよう
目覚ましとして使う場合は、必ず購入する前に振動の強さはどのくらいなのかチェックしましょう。
振動が弱すぎると気づかずに、起きられないことがあるからです。
「じゃあ振動の強さは、どうやってチェックすれば良いの…?」
振動の強さは残念ながら公表していないのが普通なので、実際に購入した方のレビューから判断するしかありません。
また、確実ではないですが2000~3000円くらいで購入できる腕時計は振動が弱い物が多く、1万円近くの物は振動強めが多い印象です。
なので、目覚ましとして使いたいなら、ある程度は高めの腕時計を購入すると良いでしょう。
アラームの登録数が多いとスケジュール管理に使いやすい
購入後に後悔しやすいのが、アラームの登録数です。
例えば20分集中して3分だけ休むを3回繰り返すポモドーロテクニックで、仕事や勉強を進めたいとしましょう。
アラームが1つだけしか設定できないと、最初の20分が終わったら次の3分を設定して、3分休憩が終わったら次の20分を設定して…と面倒です。
複数登録できるものなら、1つ目に20分を2つ目に3分を登録しておくだけで済みますよね。
そのため、スケジュール管理に使うなら、アラームの登録数はいくつかのか確認しておきましょう。
電池はどのくらい持つのか?
振動式腕時計は普通の腕時計と比べて振動で余計な電力を使用するため、電池の消費が早めです。
電池切れになったらお近くの時計屋か、家電量販店やホームセンターで電池を交換することになります。
電池消費が早いものでもさすがに1年以上は持ちますが、何度も交換すると出費が大きくなるので気になるならできるだけ電池の持ちが良いものを選びましょう。
もしくは、高価ですが家庭用の電源で充電できるタイプもあるので、電池交換が面倒な場合はおすすめです。
電池交換の費用は、メーカーが海外・国外どちらか・ブランド品か・構造・お店ごとの差などに色々な要素によって変わるので一概には言えません。
ただ、時計屋よりも家電量販店やホームセンターの方が安い傾向があるようです。
ファッションや性別に合ったデザインがあるか?
これまでは振動式腕時計は普通の物と比べるとはるかに数が少なく、男性向けがほとんどでした。
ところが、近年になって女性や子供向けの振動式腕時計も販売されるようになっています。
今まではデザインが原因で会社などに付けて行けなかった方も、ぴったり合うものが見つかる可能性が高くなっているのでぜひ色々と見てみてくださいね。
おすすめの振動式腕時計4選!
調べたところ振動式腕時計は色々とあるようですが、中には振動が弱いといった微妙な物もあるので外していった結果残った4つをご紹介します。
振動が特に強い「New Wake V (ニューウエイクブイ)」
聴覚障害者向けの振動式腕時計で調べてみると、よく見かけるのがこちらです。
振動が特に強いので、目覚まし時計として使用したい方にぴったり。
他の腕時計と違って振動部分が本体の外側にあり、手首にしっかり密着して振動がより伝わる構造になっています。
この振動部分は柔らかいゴムで覆われているので、金属の冷たさや硬さを感じず快適な着け心地です。
価格はAmazonだと約9800円と、強力な振動機能を持つタイプとしては手ごろ。
気になる点は、他の同タイプと比べて電池消費が早く約1年で交換になる点です。
電池の残りを表示する機能が付いているので、どのくらいで切れるのか視覚的に分かるところは良いですね。
ブラックとホワイトの2カラーがあるので、好みの方を選んでください。
女性や子供向けの小型腕時計「バイブラライト mini」
聴覚障害者向けの振動式腕時計はほとんどが男性向けに作られているため、女性や子供の方が使うと少々大きくて不便です。
それを解消するために、作られたのがこちら。
女性や子供の方が使いやすいように、サイズが小さめに作られているのが特徴です。
また、アラームを何と12個までセット出来る機能がとても便利。
12個もあるなら朝一番にその日のスケジュールに合わせて一度にセットするだけで、手軽に使えますね。
カラーバリエーションがかなり多く、定番のブラック・ホワイト以外にもポッピングシャワーやストロベリーピンク、紫花柄などがあります。
低価格モデル「カシオ スタンダード W-735H-8AJF」
振動は弱く目覚まし時計には向きませんが、わずか2000円台で購入できるのがこちら。
低価格モデルでも振動でお知らせしてくれる、バイブレーション機能が付いた腕時計です。
振動自体は弱めですが起きている時ならまず気付く強さなので、タイマーとしなら問題なく使えます。
アラーム機能は1つのみで、複数セットすることはできません。
カラーバリエーションはグレー・ブラックの2種類。
電池を自宅で充電できる「振動腕時計 SAMURAI MAX」
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会社にも付けていく腕時計を探しているなら、こちらがおすすめです。
聴覚障害者向けの振動式腕時計としては珍しい、会社にも付けて行きやすい高級タイプになります。
カラーバリエーションが多くビジネス向きのカラーから、アウトドアにぴったりなカジュアルなカラーまで様々。
男性に向いたビジネスブラックだけでなく、女性にぴったりな色合いのビジネスホワイトもあります。
デザインも良いですがそれ以上に嬉しいのが、付属の充電台で電池を充電できること。
これなら振動式にどうしても付いてくる、電池交換の労力を減らせますね。
無接点充電方式を採用しているので何かプラグを挿す必要もなく、台の上に置くだけで簡単に充電が可能です。
アラーム・タイマー・ストップウォッチの3機能付き。アラームは5個までタイマーは4個まで複数設定できます。
アラーム5個の内1つはスヌーズ機能も付いているので、寝過ごしを防止できますよ。振動はそこそこ強めです。
まとめ
聴覚障害者向けの振動式腕時計は、ただ時間を確認するだけでなく目覚まし時計やタイマーとしても使える優れものです。
管理人も目覚ましが使えないことから、寝坊しないようにいつも緊張状態でなかなか寝付けず大変でした。
しかし、振動式腕時計を使ってからは、緊張することなく眠れるようになります。
寝相が悪すぎて普通の枕の下に置いて使う振動式目覚まし時計は効果ありませんでした。しかし、腕時計なら手首に巻き付けるので寝相の悪さも関係ありません。
朝起きる時にお困りの方は、ぜひ振動式腕時計を使ってみてくださいね!
聴覚障害者で目覚まし時計をお探しの方へ
※2020年4月30日追記
聴覚障害者で目覚まし時計やスケジュール管理に便利なものをお探しなら、下記の記事もご覧ください。
振動式腕時計ではありませんが、振動機能付きで同じように使えるアイテムをご紹介しています。