ボウルでドーム型ケーキを焼いたら失敗した
今回の話は、上の画像のようなボウルでドーム型ケーキを焼いたら底が生焼けで失敗…。でも色々と調べたら原因が判明して、やっと成功できたという記事になります。
先に結論を言っておくと、①ボウルの材質が熱が通りにくいステンレスだった②ボウルに厚みがあったので余計に熱が通りにくかったのが原因です。
細かい点や対処法は下の方に書いてあるので、同じように失敗して困っている方はぜひ読んでみてください。
上部はしっかり焼けているけど底が生焼け…
管理人は料理が趣味で、お菓子やパンなども作っています。
ある時ネットを見ていると、ボウルで焼いたドーム型ケーキのレシピを発見。
これは面白そうだと、スポンジケーキではなくバターケーキをボウルで焼いてみました。
普通に作った生地を何も考えずにボウルに入れて、200度で20分焼いたら180度に下げて20分の合計40分。
もちろん、予熱もしっかりやっています。
いつもなら焼き上がっているのでもう良いだろうと思い皿にひっくり返してみると、上の部分は焼けているものの底が生焼けというかまだ液状でした…。
仕方ないのでボウルに戻し、180度でもう20分焼いてみてもほとんど変わりません。
結局生焼けの部分は切り取り、上の焼けている部分だけ食べました。
その後もう一度レシピを見直し、ドーム型ケーキで検索して出てきた他のレシピも確認してみましたが、皆様ちゃんとボウルで焼けているんですよね…。
ボウルの材質が原因か?
管理人の家で使っているボウルは、ステンレス製です。
ケーキなどの焼き型を調べてみると、材質は基本的にアルミや鉄、シリコンゴム、ブリキ、アルタイト(アルスターとも言われる)で、鉄やアルミにフッ素加工されたタイプも販売されています。
ちなみに、アルタイトは鉄にアルミコーティングを施したもの。
ステンレスはこの中でもかなり錆びにくく手入れが楽なため、一応焼き型としても使われています。
ところが、ステンレスには熱伝導率が特に悪いという欠点があるんです!
つまり、熱が通りにくいので焼き型としては向いてなく、ゼリーといった冷菓用の型にぴったりな金属です。
と言うか、そもそもボウルは焼き型ではないので熱の通りやすさは考える必要がなく、錆びにくいステンレス製で良いよね…。
ただ、100均で買った小さなパウンドケーキ型も実はステンレス製なのですが、こちらなら問題なく焼けるんです。
原因はボウルの材質と厚みだった
なぜだと思って100均のパウンドケーキ型と見比べてみたら、ボウルの方がかなり分厚いことに気づきました。
100均の方は両手で持って力を入れれば簡単に曲げられる(実際にはやりませんけど)くらいですが、家のボウルは厚みがあるので曲げることは不可能です。
ボウルはしょっちゅう使うので100均だと厚みが薄く耐久性が不安だったため、大きめのスーパーで厚みがあり丈夫なものを購入していました。
どうも、今回はこの厚みも合わさって余計に熱が通りにくくなり、底だけ生焼けになったようです。
それなら、100均で売っている薄いステンレス製ボウルで焼けばどうだろう?と思い、近所の100均で買って来て試してみると見事に成功!
レシピや焼き時間は変えてないのに、底までしっかりと火が通っています。
ドーム型ケーキを焼くならボウルの材質を確認すべし!
ドーム型ケーキを焼くときは、ボウルの材質と厚みを確認しましょう。
調べてみたところ、ボウルってステンレス製以外にもアルミやアルマイト製があるんですね。
少し手入れが面倒になりますが、焼き型としても使いたい場合はステンレス製より熱が通りやすいのでおすすめです。
錆びないように管理が面倒な場合は、100均で販売しているステンレス製ボウルでもOK。
ただし、100均のボウルは深みがないので、あまり大きなケーキは焼けません。
シリコン製ボウルでケーキは焼ける?
最後に調べていて気になったシリコン製ボウルを、焼き型にできるか解説します。
結論からお伝えしますと、メーカーも想定していない使い方なのでやめた方が良いでしょう。
シリコンは熱に強く、汎用のシリコンゴムの耐熱限界温度は220度もあります。
なら200度くらいまでの温度ならオーブンに入れても大丈夫じゃない?と思うのですが…。
シリコンで出来た製品はメーカーごとにばらつきがかなりあり、同じような商品でもオーブンOKだったりNGだったりとまちまちです。
もともとオーブンに入れて使うことを想定している商品なら大半は大丈夫だと思いますが、ボウルはそもそも想定していません。
そのため、何があるか分からないのでやめておいた方が良いと思います。
まとめ
ボウルを使えば、ドーム型のケーキが焼けます。普通のケーキよりも特別感があるので、お子様の誕生日にぴったり。
今回ご紹介したように使うボウルの材質や厚さにさえ気を付ければ、焼くのはそこまで難しくありません。
なお、焼くときは取り出しやすいように、油やバターをしっかりボウルに塗っておいてくださいね!