大きめのアップルパイを焼くと底が生焼けになる…
甘酸っぱいリンゴの酸味にサクサクとしたパイが合わさって、とっても美味しいアップルパイ。
パイ生地が作れるようになったら、どなたでも一度は挑戦しますね。
作り方は簡単で、伸ばしたパイ生地にフィリングであるりんごのコンポートを並べて、さらにパイ生地を被せて卵を塗る。
後は、しっかりと予熱してあるオーブンで焼くだけです。
ところが、焼き上がって冷めてから食べてみると、底がなぜか生焼けで美味しくない…。
管理人もやらかしましたが、よくある失敗パターンです。
今回はアップルパイを焼く時に、どうすれば生焼け防止ができるのか方法をまとめました。
生焼けになる原因は「フィリングの水分が多すぎる」こと
上の方はしっかりと層が出来てキレイに焼けているのに、底だけ生焼けになる原因はフィリングの水分が多すぎたからです。
多すぎる水分が生地に染み込んでしまい熱が上手に伝わらなくなり、底の部分だけ生焼けになるんですね。
特にアップルパイのフィリングは、通常りんごを砂糖水で煮込んでコンポートにしたものになります。
これだと煮汁がどうしても多くりんごに含まれているので、どうしてもパイ生地の方に出てしまいます。
でも大丈夫。
次にご紹介する方法で、りんごのコンポートを使っても生焼けにならずしっかりと焼けるようになりますよ!
アップルパイの生焼け防止方法まとめ
それでは、アップルパイの生焼け防止の方法をご紹介します。
どれも簡単に行えるので、状況に合わせて適切な方法を使ってくださいね。
パンを使って多すぎる水分を吸い取ってもらう
よく使われている方法がパンを使って、多すぎる水分を吸い取ってもらう方法です。
パンが吸い取ることでパイ生地に水分が染み込まず、味の方も食パンで作るアップルパイがあるように問題ありません。
具体的なやり方は食パンを細かくちぎるかおろし器を使ってパン粉にしたら、フィリングを載せる前のパイ生地に敷き詰めます。
後は、敷き詰めたパンの上にフィリングを載せて普通に焼くだけでOK。
ちなみに、乾燥パン粉を使用する場合は水分を吸い込むまでに時間が掛かるため、少し多めに敷き詰めてくださいね。
りんごを煮込まずに生のまま使用する
通常はりんごを砂糖やレモン汁などと一緒に煮込んで、コンポートにしたものをフィリングに使います。
煮込むことでりんごに含まれる水分が増加してしまうので、生のまま使うことで生焼けを防止することができます。
りんごをあまり分厚く切ると熱が通りにくいため、薄めに切って並べるのがポイントです。
並べる前に切ったりんごの表面に付いた水分を、キッチンペーパーなどで拭き取るのも忘れずに。
並べ終わったら、砂糖かグラニュー糖、シナモン(無しでも可)を振りかけます。
ちなみに、皮を取り除かずに切り皮を下にして並べれば、皮が水分を受け止めてくれるのでより火が通りやすくなります。
ただし、皮の触感が苦手な方もいるので、状況に合わせてベストな方を使ってくださいね。
大きく作らずに2~3口サイズで作る
アップルパイを大きめに作ると、載せるフィリングもたくさん必要になります。
フィリングが多くなるごとに水分量も増えるので、より生焼けになる確率もアップ。
なのでパンが無く生りんごも使いたくないなら、2~3口サイズで作るのがおすすめです。
具体的にはパイ生地を伸ばしたら、7~8cmくらいの正方形にカット。
煮込んだりんごを1~2個載せて、折りたたんで閉じましょう。
ここで、欲張ってフィリングを入れすぎると生焼けになるので気を付けて。
フォークでピケ穴を開けるか、包丁で切り込みを入れてください。
後は卵を塗って、予熱しておいたオーブンで焼くだけです。
まとめ
底が生焼けになるのは、アップルパイを初めて焼いた時によくある失敗です。
でも今回の記事でご紹介したように、防止する方法は複数あるので大丈夫。
方法を使って水分を減らし、今度こそ美味しいアップルパイを焼きましょう!