聴覚障害者には仕事や勉強で集中するためにポモドーロテクニックを使おうとしても、ブザー音が聞こえないので難しいという不便な点があります。
このブザー音が聞こえない問題を解消してくれるのが、タニタが販売している「バイブレーションタイマー TD-370N」です。
今回はタニタのバイブレーションタイマーの使い心地が知りたいという方に向けて、レビュー記事を作成しました。
もし同じ悩みを抱えている方がいらっしゃれば、ぜひ参考にしてくださいね。
タニタのバイブレーションタイマーのレビュー
管理人が購入したのは、バイブレーションタイマーのホワイトカラーです。カラーバリエーションは、ホワイト・ブラック・ピンクの3色。
それぞれ色が違うだけで、機能は一緒なので安心してくださいね。
タニタのバイブレーションタイマーは分と秒だけでなく時も設定可能!
振動でお知らせしてくれるキッチンタイマーは、タニタ以外にも数社から販売されています。
そこで他社と比べてみて、タニタのバイブレーションタイマーは他とどんな違いがあるのかまとめてみました。
他社との違いは、以下の4つとなります。
①分と秒だけでなく時も設定することが出来る
②服にしっかり固定できるクリップと誤操作を防ぐ透明カバー付き
③なかなか振動が強い
④①~③までの特徴から目覚まし時計の代わりにもなる
⑤携帯型ではあるが、透明カバーを台にして卓上型として使うことも可能
一般的なキッチンタイマーは、設定できるのは分と秒だけなのが普通です。しかし、バイブレーションタイマーは、最大で23時59分59秒まで設定可能になっています。
さらに、なかなか振動が強く服に固定できるクリップと誤作動を防ぐ透明のカバーが付属。
つまり、目覚まし時計としても使用できるようになっています。
なお、バイブレーションタイマーは携帯型となっていますが、透明カバーを上記の画像のように台にして卓上型としても使うことが可能です。
機能はシンプルに3つだけ
バイブレーションタイマーで出来ることは、次の3つになります。
①タイマーをセットして時間になったらブザー音か振動でお知らせ(最大で23時59分59秒まで設定可能)
②ストップウォッチ機能
③現在の時刻を表示(表記は24時間制)
とてもシンプルで良いですね。
下の画像は、実際のバイブレーションタイマーです。
ディスプレイの下にある、四角い6つのボタンで操作。
キッチンタイマーと時計は、右下のMODEボタンでそれぞれモードを切り替えて使います。
なお、時計の方は電波時計ではありませんので、購入したら自分で時刻を合わせる必要があります。
タイマーの設定はSETボタンから行う
タイマーをセットするには、まず右下のMODEボタンを押してキッチンタイマーモードにしてください。
続いて、左下にあるスピーカーと長方形が震えているボタンを押し、終了時のお知らせはブザー音と振動のどちらにするか決めます。
それでは、実際にタイマーをセットしてみましょう。
まず、右上のSETボタンを押すと、ディスプレイの右側2ケタ数値が点滅します。ディスプレイの数値は、右側が秒で真ん中は分、左側が時となります。
SETボタンを1回押せば秒、2回押すと分、3回押すと時の設定です。設定したい時分秒どれかに移動したら、左にある▲ボタンと▼ボタンを押してタイマーをセットしてください。
例えば、1時間10分30秒と設定したいなら、まずSETボタンを1回押して▲ボタンで30にします。
次にSETボタンをもう一度押して、分の設定に移動したら▲ボタンで10へ。最後にSETボタンをもう一度押して、時の設定から▲ボタンで1としてください。
数値を増やし過ぎた場合は、▼ボタンで減らすことができます。
タイマーのセットが出来たら、真ん中下にあるSTART/STOPボタンを押せばスタートします。
途中で止めたい時は、もう一度START/STOPボタンを押しましょう。もう一回押せば、再びスタートできます。
時間になると、設定した通りにブザー音か振動でお知らせしてくれます。
ストップウォッチ機能の使い方
バイブレーションタイマーは、ストップウォッチ機能も付いています。
使い方は、ディスプレイの表記が00:00:00の時にSTART/STOPボタンを押すだけ。もう一度押せば、止めることができます。
なお、時分秒のどれかに数値が設定されていると、キッチンタイマーモードで作動するのでご注意ください。
もし設定されている場合は、SETボタンを押して残っている数値をリセットしておきましょう。
振動の強さは結構強く目覚まし時計の代わりになる
気になる振動の強さは、机の離れた位置に置いても分かるほど結構強いです。
商品説明ではブザー音だと迷惑になってしまう図書館などで…となっていますが、実際に使ってみると振動が強く他の人にも分かるので迷惑になるかもしれません。
振動がかなり強いので、注意点はありますが目覚まし時計の代わりにも使用できます。
目覚まし時計として使うには、さすがに体に触れていないと振動が伝わらず起きられないので、ペンダントのように服の中に入れて体に密着させておきましょう。
バイブレーションタイマーは、服に固定できるクリップ付きなので寝返りも大丈夫。また、誤作動を防ぐために、ボタンには透明なカバーが付いているので、うっかり押してキャンセルすることもありません。
落下防止のクリップは挟む力が強い
バイブレーションタイマーには、落とさないように服に取り付けられるクリップが付いています。
このクリップは、以下の画像のような形です。
服の端にクリップを取り付けておけば、落としても安心。クリップの部分に付いているトゲが服をしっかり押さえるので、下の画像のように引っ張っても取れません。
結構強めに引っ張っても取れないので、クリップの挟む力はなかなか強力です。
実際に目覚まし時計の代わりに使ったことがありますが、このクリップのおかげで寝返り時に外れることはありませんでした。
バイブレーションタイマーの唯一な不満点
バイブレーションタイマーを使って唯一不満に思うのは、一度設定した数値を記録する機能がない点ですね。
ポモドーロテクニックは、25分集中と5分の休憩を繰り返します。一つしかないと25分と5分をいちいち入力しなければいけません。
もし購入を検討しているなら、2つあった方が便利ですよ!
まとめ
これまで振動でお知らせしてくれるキッチンタイマーは、色々なメーカーのものを使用してきました。
その中でもタニタのバイブレーションタイマーは、特に振動が強く鳴ったらすぐ気づくので重宝しています。
レビューでも書いたように、目覚まし時計の代わりとしても使用が可能です。耳が聞こえなくなると、普通の目覚まし時計も使えなくなるんですよね…。
もし勉強や仕事にどうしても身が入らないという方がいましたら、ぜひバイブレーションタイマーを使ったポモドーロテクニックを取り入れてみることをおすすめします。
簡単な事ですが、これだけでかなり変わりますよ!