聴覚障害者が教える筆談器のおすすめ10選!

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私もそうですが、聴覚障害になるとコミュニケーションは筆談に頼ることがほとんどですよね。

ノートも良いですが、手軽に書けてすぐに消すことができる筆談器があると記録が残らないので、ちょっとした雑談もしやすくなります。

ただ筆談器には種類もあるし、いろいろなメーカーから販売されているのでどれを購入すればいいのか迷います。

そこで、聴覚障害者で筆談器を使い続けてきた管理人が、筆談器の種類には何があっておすすめはどれなのかを紹介します。

この記事を読むことで、あまり時間を掛けずにどの筆談器を購入すれば良いのか分かりますよ!

筆談器は大きく分けて3つのタイプがある

筆談器とは、書いたら消して何度も使える物です。大きく分けると、マグネット筆談器・電子メモパッド・ホワイトボードの3タイプに分かれます。

それぞれメリット・デメリットがあるので、状況に合わせて使い分けましょう。

頑丈で周囲を汚さない「マグネット筆談器(磁気ボード)」

磁気の力を使って文字を書けるのが、マグネット筆談器(磁気ボード)です。

スクリーンの内側に鉄粉と粘度がある液体が入っていて、磁石が内蔵されたペンでなぞると鉄粉が浮いてきて黒く見える仕組み。

消すときは裏側から磁石を当てて、浮いている鉄粉を戻します。

メリット:インクを使わないので手が汚れない・おもちゃにも使われるように壊れにくい

デメリット:線の太さを変更できない

選び方のコツ:持ち運びに適したサイズを選ぶ・消去方法はボタン式がおすすめ

 

※消去方法は、以下の3つがあります。

  • 磁石が付いたバーをスライドさせるレバー式
  • 裏側に付いた大きな磁石で一気に消すボタン式
  • ペンの軸に付いた長い磁石を当てて消すペン軸式

このうち、ボタン式が一番手間なく消せるのでおすすめです。

意外と安価で筆圧で線の太さを変更できる「電子メモパッド」

タブレットのような電子機器で、液晶画面をペンや爪でなぞって文字を書きます。書いたものを消すときは、ボタンを押すだけと簡単。

マグネット筆談器は線が単一でしたが、電子メモパッドは筆圧に応じて線の太さを変更することができます。

ちなみに電子機器なので高価だと思いますがメーカーによっては1000円台で販売しており、大体2000~3000円と安価です。

メリット:インクを使わないので手が汚れない・筆圧で線の太さを調整できる

デメリット:電池が必要になる

選び方のコツ:筆談に適したサイズは8.5インチ・機種ごとの機能を確認する

 

くっきりとした線で視認性が良い「ホワイトボード」

近年ではノート型のコンパクトなホワイトボードが販売されているので、筆談器としても使用できます。

購入する際は、ホワイトボード用のマーカーが付属するかどうかチェックしておきましょう。

メリット:文字がはっきりと見える

デメリット:マーカーのインクで手を汚しやすい

選び方のコツ:材質をチェックする(頑丈さなら鉄板製・軽さなら紙製)

 

※ホワイトボードの材質は、一般的に大きく分けて次の2つがあります。

  • 柔らかい薄めの鉄板をコーティングしたもの
  • 紙をポリプロピレンでコーティング

一般的なホワイトボードは柔らかい薄めの鉄板を使い、ノート型のホワイトボードは紙をポリプロピレンでコーティングした物を使用しています。

紙の方もコーティングされた結果、通常と同じようにマーカーで書いたらイレーサーで何度も消すことが可能です。

しかし、鉄板に比べて耐久性は落ちるため、紙製をうっかり落としたら破損してしまった…ということも。

ですので、頑丈さを求めるなら鉄板製を選び、軽さなら紙製がおすすめです。

マグネット筆談器のおすすめ2選!

マグネット筆談器は、おもちゃを除けば下記の2つがおすすめです。それぞれ違いがあるので、自身に合う方を選んでくださいね。

消去がボタン一つだけで行える「かきポンくん」

色々な施設や企業で使われているのが、この「かきポンくん」です。書いたら右下にある大きな四角いボタンを押すだけで、一気に全消去できます。

これは、ボタンを押すと後ろに入っている大きな磁石が動いて、内部の鉄粉を後ろに戻してくれるためです。

消すたびにいちいち動かすレバー式より楽なので、ちょっとしたことを書いて消すをよく繰り返す人におすすめ。

右上の穴はペンを挿しておく、ペンスタンドになっています。404gと軽く、持ち運びやすい大きさ。

カラーは、ホワイト・ピンク・ブルーの3種類があります。

種類が多く状況に合わせて選べる「パイロット ジッキースーパーライト」

筆記用具で有名な、パイロット社から出ているのが「ジッキースーパーライト」。ジッキースーパーライトのメリットは、マグネット筆談器の中では比較的に種類が多いので状況に合わせて選べることです。

種類は、「ジッキースーパーライト」「ハンディタイプ」「ジッキースーパーライトBR」の3つがあります。

普通のジッキースーパーライトは、筆記範囲183×275mmもあるので大きく書きやすいのが特徴。持ち運びやすなら、小型のハンディタイプを選びましょう。

最後のジッキースーパーライトBRは、線の色が黒と赤の2色を使えるタイプ。強調したいところに赤色を使うことで、より緻密なコミュニケーションができます。

カラーバリエーションは、ソフトブルーやソフトグリーンなど多数。

消し方はペン軸に埋め込まれた磁石を、裏側から当てるペン軸式です。ちなみに、裏は透明で表の文字が見えるようになっているため、狙ったところを消せますよ。

電子メモパッドのおすすめ4選!

続いては、筆圧で線の太さを変更できる電子メモパッドをご紹介します。今回は筆談に使える低価格モデルを、中心に選びました。

種類が多く状況合わせて使える「キングジム ブギーボード」

電子メモパッドで有名なのが、キングジムの「ブギーボード」です。サイズの種類が他メーカーと比べてかなり多いので、状況に合わせて選択できる点がメリット。

このサイズは、ちょっと大きめのふせんぐらいの3.9インチや、大画面の13.8インチモデルなどです。

ちなみに、筆談に使うなら、価格の手ごろさも考慮し8.5インチのBB-1GXがおすすめです。

電源をオン・オフする必要がなく、すぐに付いているペンで書き始められます。書いたものを消去する際は、上の丸い大きなボタンを押すだけで全消去できますよ。

コスパ良い低価格モデル「Arolun 電子メモパッド」

わずか1000円ちょっとで購入できる、電子メモパッド。間違えて消さないように、Lockボタンが付いています。LockボタンがONになっている時は画面がロックされ、消すことができなくなります。

サイズは8.5インチと、筆談に十分な大きさ。ピンク・赤・青・黒のカラーバリエーションがあります。

なかなかコスパ良いので、電子メモパッドを使ってみたい時にぜひどうぞ。

手のひらサイズの小型モデル「WOBEECO 軽量で鞄に入る電子パッド」

小さい電子メモパットをお探しなら、「軽量で鞄に入る電子パッド」がおすすめです。

わずか4.5インチの、手のひらサイズの電子メモパッドです。これほど小さいなら、どこでも持ち運べますね。

こちらにもLockキーが搭載されています。

カラーは、白と黒の2種類。ちなみに、ペンは側面に付いている溝に差し込むことができます。

Amazonで人気の「HOMESTEC  電子パッド」

Amazonで特に人気を集めているのが、HOMESTECが販売している「電子パッド」です。

もともと低価格な電子メモパッドの中でも、特に安価な部類。価格は安くても、最低限の機能は付いているので筆談にもぴったりですよ。

例えば、筆圧で線の太さを変更できる点や電池式で交換ができることなどです。

カラーバリエーションが豊富で、ピンク・白・黒・緑・赤・青と多数。マグネットが付属し、金属製品に取り付けができます。

ホワイトボードのおすすめ4選!

続いては、ホワイトボード型の筆談器をご紹介します。

手ごろな価格で携帯もできるコンパクトなサイズが登場しているので、筆談も問題なくできますよ。

お店に1冊は置いておきたい「欧文印刷 筆談ボード」

紙をポリプロピレンでコーティングした、ノート型のホワイトボード筆談器です。

聴覚障害者が来たときのために、お店に筆談器を置いておきたい時にぴったり。

表紙に大きく筆談ボードと表記があり、下に「耳や言葉の不自由な方はお申し出ください。ご用件は筆談でも承ります。」と書かれています。

そのため、お店の見やすい位置に置いておくだけで、筆談できますよというメッセージになります。

ホワイトボードは、2枚(両面が使えるので4ページ分)入っています。また、書いた文字が消えないように保護する、透明シートも付属。

なお、言葉が不自由な人もコミュニケーションできるように、指で挿して言葉を伝えられる指さしシート付です。

多くのサイズから選べる人気の「nu board (ヌーボード)」

ノート型のホワイトボードで、特に有名なのがnu board (ヌーボード)になります。

筆談器としても使えて、サイズ・枚数の割に低価格なのでおすすめですよ。

ホワイトボードの枚数が4枚(両面が使えるので8ページ分)と多め。サイズのバリエーションが豊富にあるため、状況に合わせて使い分けることが可能です。

サイズは、A2判・A3判・A4判・新書判・FMEの5つ。FMEは新書判と同サイズですが横綴じが上綴じに変更され、さらにドイツ製のマーカーも付属するモデルです。

丈夫な鉄板製の「モバイルホワイトボード」

軽さではなく頑丈さを求めるなら、薄い鉄板をコーティングしてあるモバイルホワイトボードがおすすめです。

よくあるホワイトボードをコンパクトにし、包めるカバーを取り付けたモデル。このカバーはスタンド機能も付いていて、ホワイトボードを立たせることも可能です。

サイズは、SサイズとMサイズの2種類。SサイズでA4クリアファイルと同サイズとなります。

Mサイズは持ち運ぶには少し大き過ぎるので、筆談用に買うならSサイズが良いでしょう。

イレーサーが付いた、ホワイトボードマーカーも付属しています。

紙でも鉄でもない特殊素材を使った「バタフライボード2」

紙では耐久性に困るけど、かと言って鉄板製だと重くかさばる…。それなら、バタフライボード2がおすすめです。

鉄でも紙でもなく、軽い特殊な素材を使用したホワイトボード。完全防水なので、水で洗うこともできますよ。

サイズと枚数は、A4サイズのホワイトボード4枚セットとなっています。

より小さいA5サイズもありますが、筆談器として使うなら大きく書きやすいA4サイズが良いでしょう。

ホワイトボードのヒンジ部分に磁石が付いていて、全部のホワイトボードをくっつけてノートのように使うこともできます。

なお、ホワイトボードマーカー付きです。

筆談でコミュニケーションするコツは?

筆談を提案してもなぜか断られることが多かったり、言いたいことが伝わらなかったりすることがありますよね。

コツとしては、「できるだけ簡潔に必要なことだけ書く!」ことです。

例えば、「明日の午前10時に新しいプロジェクトについて、第3会議室で会議を行います」と筆談で伝えるとしましょう。

こういう時は、「明日 午前10時 新プロジェクトの会議 第3会議室」とだけ書けばOKです。

つまりは、全部書こうとせずに、必要な単語だけ書くようにします。

そうやって手間を出来るだけ減らしていくことで、気楽に筆談できるようになりますし断れることも減るでしょう。

なお、筆談でコミュニケーションする際のコツは、下のリンクより行ける別記事に詳しくまとめてあります。

記事に書いてあるコツを踏まえるだけで、断られることが減りしっかりと伝わるようになりますよ!

筆談でコミュニケーションするならコツを知れば何倍も伝わりやすくなる!

手書きの煩わしさから解放される筆談機「ポケトークmimi」「タブレットmimi」

ポケトークmimiで音声を文字に変換

当たり前ですが、筆談器は自分の手で文字や絵を書いて伝える物です。しかし、手書きはどうしても手間が掛かるので煩わしさがあるばかりか、字が汚いので書くのが恥ずかしいなどの理由で筆談を断られることもあります。

そういう時は、喋ったことを自動的に文字にして表示してくれる「AIボイス筆談機」を使用すれば解決しますよ!

このAIボイス筆談器はソースネクスト社から、スマホサイズで持ち運びやすい「ポケトークmimi」と大きめで文字が確認しやすい「タブレットmimi」の2モデルが販売されています。

管理人も利用してみましたがスマホサイズで持ち運びやすく、滑舌が悪いのに意外と音声→文字への精度も高くかなり便利な機械でした。

※上のバナーをクリックすると、ポケトークmimiの公式ショップに飛ぶことができます。

公式ショップでは、レンタルも行っています。聴覚障害者ならコミュニケーションが一変するので、ぜひ1度は体験してみてください。

なお、下のリンクから行ける記事に、実際に使ってみてどうだったか詳しくレビューしています。

ポケトークmimiを聴覚障害者が実際に使ってレビュー!【 雑談が楽しくなりました】
私の耳の状態は聴力100dBとかなり悪く、感音性なのもあって筆談を使わないとコミュニケーションが取れません。今まではタブレットやスマホに入れた音声入力アプリを使用していましたが、意外と手間があるので「もっとシンプルで手軽に使える専用機は無い...

まとめ

聴覚障害者はコミュニケーションをどうしても筆談に頼る必要があるため、筆談器は大切なものです。

紙と違って書いたら消して何度も使えるので、余計なゴミもでません。

近年ではご紹介したように、使いやすい筆談器がたくさん販売されています。

マグネット筆談器・電子メモパッド・ホワイトボードと種類があるので、状況に合わせて使い分けてくださいね。

耳が聞こえないのは仕方ないので、恐れずに筆談でどんどんコミュニケーションを取っていきましょう!

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