" /> 聴覚障害者が火災で逃げ遅れないためにするべきこと | 町草のブログ

聴覚障害者が火災で逃げ遅れないためにするべきこと

火事 便利なアイテム

この記事を書いている人は、両耳とも100dbの感音性難聴です。

今回のテーマは、「火事が起きた時にわれわれ聴覚障害者が逃げ遅れないためにはどうすればいいのか?」。健聴者なら火が燃える音や人の叫び声、火災警報器からのブザー音などで気づくでしょう。しかし、われわれ聴覚障害者は聞こえないので、火がかなり近くまで来てからやっと気づいて慌てて避難…となりますね。

実際に聴覚障害者が聞こえなかったために逃げ遅れてしまい、火災で亡くなるという痛ましい事故も起きています。

でも、安心してください。私も不安でしたが、今は聴覚障害者でも使うことができる火災警報器が低価格で販売されています。そういった火災警報器を使うことで、われわれ聴覚障害者もすぐに気づいて素早く避難できるようになりますよ!

聴覚障害者でも使用できる火災警報器を使おう!

火災からの避難では、日ごろからの避難経路の確認が大事だと言われています。しかし、われわれ聴覚障害者だとそれ以前に、火災が起きていることに気づかないという大問題があります。

健聴者なら、火災警報器からのブザー音や「火事だ!」という誰かの声で気づくでしょう。

耳が聞こえなければ、上記で挙げた火災のサインは全く気づきません。では、どうすればいいのか?

それは、聴覚障害者でも利用することができる「火災警報器」を設置しておくことです。これが一番重要なことで、現実的な対策となります。

でも、そういう特殊な火災警報器は価格が高いんじゃないの?と不安になるかもしれません。しかし、現在では聴覚障害者でも利用できる特殊タイプでも、わずか4000円ほどで購入できるので心配しないでください。

火災警報器とはそもそも何?

聴覚障害者でも使用できる火災警報器をご紹介する前に、そもそも火災報知器とは何でどんなことができるのか説明しますね。

これを知らずに適当に選んでしまうと、後になって余計な出費が必要になったり命に関わったりするのでぜひ読んでください。

火災警報器の種類を知っておこう

火災警報器には、以下の種類があります。

煙式 煙を感知して反応するタイプ。火より煙の方が早いので基本的には煙式でOKです。
熱式 周囲が60度を超えると反応するタイプ。煙式だと誤作動するところに設置する。

検知方式から、「煙式」と「熱式」の2種類に分かれます。何か燃えればすぐ煙が出ますし、火よりも早く天井まで到達するため基本的に検知スピードが早い煙式を使用しましょう。

ただ、煙式は調理中フライパンや鍋から出る煙や水蒸気にも反応してしまうため、台所に設置するなら熱式がおすすめです。

単独型 火災を感知すると、その火災警報器だけが警報を発する。
連動型 火災を感知すると、連動した他の警報器も一斉に警報を発する。

もう一つ、火災警報器は「単独型」と「連動型」に分けることができます。安全性を考えるなら、連動型がおすすめ。複数警報器を付けることで、家のどこにいても火災が分かるようになるのでより安全です。

それに連動型を使用することで、腕時計型の受信機などに警報を伝えて振動で知らせるといったこともできますよ。

聴覚障害者でも使用できる火災警報器とは?

火災警報器の警告は、①ブザー音②避難を促す音声③光の3つ。このうち、聴覚障害者が利用できるのは、③の光ですね。どの警告方法を使用するのかは火災警報器により異なるので、光を使用している物を選べばOKです。

また、先ほど触れましたが、受信機と組み合わせることで振動で伝えるタイプも販売されています。この振動で伝えるタイプなら、寝ている最中に火災が発生しても起こしてくれるのでより安心ですよ!

費用はどれくらいかかるのか?

費用については、基本的に1つ設置するだけなら4000円もあれば大丈夫です。複数の部屋に設置するなら、1つ4000円を目安に計算してみてください。

なお、火災警報器だけではなく、発信機や振動で伝えてくれる受信機など複数揃えると5万円を超えるケースもあります。火災警報器の本体は、高い物でも15000円ほど。それでも5万円を超えるのは、受信機が高いからですね。

火災警報器は、自治体によっては身体障害者手帳をお持ちなら購入に補助金を受けられる場合があります。そこで、上記のような高額になるケースでは、補助金を受けられないかお住まいの自治体に問い合わせてみてください。

ちなみに、最近の火災警報器は無線式が主なため、自分で簡単に設置することができる(ネジやテープで止めるだけ)ので設置費用は掛かりません。

聴覚障害者でも使用できるおすすめの火災警報器

数ある火災警報器の中から、聴覚障害者でも使用できる物をご紹介します。

最初は、コスパ良い低価格で設置できるタイプ。続いては値段は高いですが、寝ている最中でも振動で起こしてくれるなど機能を持ったものです。

低価格でコスパ良く設置できる火災警報器

一番おすすめの火災警報器は、Spolehliが販売している上記の「住宅用火災警報器」です。他のメーカーにはない、「火災を検知したらWi-Fiを通してスマホに連絡してくれる」機能付き。

このスマホに連絡してくれる機能が聴覚障害者にとって本当に便利で、何より高額になりがちな受信機をお持ちのスマホで代用できるため費用を下げる事ができます。

実際に火災を検知したら、スマホで教えてくれるだけでなく音声と光で警告。たまに焼き肉の煙などで誤検知する時がありますがスマホからアラームを停止できるので、そういう時もわざわざ登って停止ボタンを押さなくてもOKです。

ちなみに、使用するなら安価な物で良いのでスマートウォッチと組み合わせると、より気づきやすくおすすめです。

管理人は「Xiaomi Mi スマートバンド」を使い、スマホに何かあればお知らせする設定にすることで振動で伝えてくれるようにしています。これなら、スマホが離れたところにあっても、腕に付けているスマートウォッチから警告が来るのでどこでも安心ですね。

それにSpolehliの火災警報器と上記のMiスマートバンドなら、両方揃えても1万円以内で済みますよ!

よりコストを抑えたいなら、上記のニッタンが販売している「けむタンちゃん10」がおすすめです。わずか2000円台で1台購入できるため、複数の部屋に設置したい時に便利。

煙を感知すると、ブザー音だけでなく光でもお知らせしてくれるので聴覚障害者でも使用できる火災警報器です。

なお、「けむタンちゃん」はシリーズとして複数販売されており、中には音声だけでお知らせするタイプもあります。その場合は聴覚障害者だと使用できませんので、購入する前に光でお知らせするタイプなのか確認してから購入してくださいね。

受信機を使用した寝ていても起こしてくれる火災警報器

光りでお知らせしてくれるとは言っても、寝ている時だと気づかないので心配ですね。しかし、寝ていても、振動で起こしてくれる火災警報器があるので安心してください。

なお、こちらで紹介する火災警報器や受信機は、Amazonには取り扱いがないものもあるので楽天での購入がおすすめです。

 

上記の火災警報器は、東京信友が販売している聴覚障害者向けのものです。この火災警報器自体が振動したり光ったりするわけではなく、別に用意した受信機が信号を拾って振動や光などでお知らせしてくれます。

ですので、受信機を使用してより気づきやすくしたいなら、高価ですかこの東京信友の火災警報器が良いでしょう。

 

寝ている間に火災が起きても、上記のシルシェイカーを使えば起こしてくれるのですぐに避難することができます。

シルシェイカーは振動型の目覚ましで、火災警報器の受信機です。先ほどご紹介した東京信友の火災警報器が火災を検知すると、信号をキャッチし振動して起こしてくれる仕組み。

振動する部分がスマートウォッチなどよりも大きく、振動が強力なのでまず起きるでしょう。

腕時計型の受信機で、東京信友の火災警報器から出た信号を捉えて振動で教えてくれます。小型のため先ほどのシルシェイカーよりは振動は弱めですが、付けたままにすれば一応寝ている最中でも起こす使い方ができます。

シルウォッチのメリットは、送信機と合わせることで来客があったら振動で教えてくれる・FAXが来たら振動で教えてくれるなど色々できることでしょう。

なお、シルウォッチ本体だけでなく、送信機や他の受信機とのセットで販売もあるので購入時は必要なものを選んでくださいね。

聴覚障害者としてできる火災への備え

われわれ聴覚障害者ができる、火災への備えは何があるでしょうか?個人的に考えてみたところ、以下のような感じになりました。

  • 耳が聞こえなくても使用できる光や振動で教えてくれる火災警報器を使用する
  • 普段から避難経路を確認しておき、いつでも逃げられるようにしておく(例えば2階ベランダからでも降りられるようにベランダにロープを置くとか)
  • 貴重品などすぐ持ち出しできるように防災バッグを準備しておく
  • 消火器を準備し使い方も覚えておく
  • 避難先に手話ができる人がいるとは限らないので、手話以外でもコミュニケーションが取れるようにコミュニケーション手段を確保しておく。

このような感じでしょうか。大半は健聴者でも日頃から準備しておくべき事ですが、それに加えて聴覚障害者向けの火災警報器を使用すると手話以外のコミュニケーション手段を確保するは重要です。

なお、コミュニケーション手段については、以下の記事が参考になると思います。

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どうしようもない時はあるでしょうけど、それでも準備しておくことですぐ気づいて逃げられる確率が上がるのでぜひ日頃から意識しておきましょう。

まとめ

今回の記事を書くにあたって調べていたところ、火災警報器が設置されているのに警報音に気づかずに火災に巻き込まれて亡くなった方がいることを知りました。

これを知った時は正直に言って他人事とは思えず、私もかなり聴力が悪いので気づかないし避難が遅れてそうなるかもなあ…と不安な気持ちに。

でも、今は低価格で設置できる、聴覚障害者も使用可能な火災警報器が販売されています。そういった色々な機器を使うことで、耳が聞こえなくてもすぐ避難することが可能です。

同様の悩みを抱えている方も、ぜひご紹介したような機器を使用して聴覚障害者でも安心して生きていける暮らしを実現しましょう!

他にも聴覚障害者をサポートしてくれる機器は無いの?

ご紹介した火災警報器以外にも、聴覚障害者をサポートしてくれる機器は無いのと思ったらぜひ以下の記事をご覧ください。

耳が聞こえなくても使用できる、様々な機器をご紹介しています。

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