- セラミックフライパンで取っ手が取れるものを欲しいけど、どのメーカーが販売しているの?
- セラミックフライパンで取っ手が取れるものは、どこのメーカーのものがおすすめ?
もしこういったことでお困りなら、この記事を読めば解決できますよ!
管理人は10年ほどライターをしており、企業からの依頼で家電や調理器具などの記事を書いてきた関係でフライパンにも詳しくなりました。
セラミックフライパンはセラミック製ではなく、金属製の本体にセラミックコーティングを施したものです。
フッ素コーティングと違い過加熱で有害なガスが出ずより安全性が高く、食品がこびりつきにくいと使いやすさも備えます。
そんなセラミックフライパンで取っ手が取れるタイプを販売しているのは、販売終了されたものもあり現時点では実は3社しかありません。(※2023年11月情報)
記事ではこの3社を徹底的に比較し、どれがおすすめなのか解説します。
取っ手が取れるセラミックフライパンの魅力
取っ手が取れるセラミックフライパンは、従来のフライパンと比べて、以下の2つの特徴とメリットを持っています。
- セラミックコーティングの安全性: セラミックフライパンは、フッ素コーティングのフライパンに比べて、過加熱時に有毒ガスが発生するリスクが低いです。これは、セラミックコーティングが高温にも強く、化学的に安定しているためです。
- カラーバリエーションの豊富さ: セラミックフライパンは、白、赤、青など多彩な色で提供されています。取っ手が取れるタイプでも、これらの魅力的なカラーを楽しむことができます。
セラミックフライパンの上記の2つのメリットに加えて、取っ手が脱着可能なことで以下のメリットも加わります。
- 収納のしやすさ: 取っ手を取り外すことで、フライパンを重ねて収納でき、キッチンのスペースを有効に活用できます。
- 冷蔵庫での保管: 取っ手を外せば、フライパンをそのまま冷蔵庫に入れて保管できます。セラミックコーティングは酸性やアルカリ性にも強く、一晩程度なら食品を入れたままでの保管も安心です。
- オーブン調理の可能性: 取っ手が取り外せることで、フライパン本体をオーブンで使用することが可能になります。これにより、料理の幅が広がります。
このようにセラミックフライパンの取っ手が取れるタイプは、安全性とデザイン性を兼ね備えています。これにより、機能性と見た目の両方を重視する方に最適です。
取っ手が取れるセラミックフライパンの3社の比較
取っ手が取れるセラミックフライパンは、現在(2023年11月)購入できるものとしてグリーンパン、アイリスオーヤマ、D&Sの3社があります。(※ティファールも販売していましたが、現在では公式オンラインショップにもページがなく販売終了しています。)
まず、それぞれメーカーの画像を見てから、比較表で詳しく解説します。
- グリーンパン(クリックシェフシリーズ)
- アイリスオーヤマ(セラミックカラーパン & お皿になるフライパン)
- D&S(シャイニーフライパン)
3社の取っ手が取れるセラミックフライパンの比較表を、下に作成しました。
ブランド名 | セット数と価格 | セット内容 | カラー | コーティング | IH対応 | 食洗機対応 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
グリーンパン | 4点セット: ¥14,300 5点セット: ¥18,700 8点セット: ¥22,000 | 4点セット: フライパン20cm、フライパン26cm、プロテクトシート、リムーバブルハンドル 5点セット: 上記にエッグパン追加 8点セット: 上記にソースパン16cm、ガラス蓋16cm、シール蓋16cm追加 | オックスフォードブルー、クリームホワイト | 内外セラミックコーティング | あり | フライパン鍋本体のみ可 | 省スペース収納、洗いやすさ、セラミックコーティングにダイヤモンド粒子配合 |
アイリスオーヤマ | セラミックカラーパン 6点セット: ¥6,480 セラミックカラーパン 9点セット: ¥7,980 セラミックカラーパン 13点セット: ¥10,800 セラミックカラーパン 14点セット: ¥12,800 お皿になるフライパン 6点セット: ¥7,980 お皿になるフライパン 8点セット: ¥12,800 お皿になるフライパン 12点セット: ¥18,480 | 詳細については添付ファイルを参照 | グレージュ、グレイッシュピンク、ディープアイボリー(14点セットにはグレイッシュグリーン、グレイッシュグリーン、ブルーグレーも) | 内外セラミック塗装加工 | あり | 使用不可 | 2つのシリーズあり |
D&S | 6点セット(価格不明、楽天での価格は¥14,800、メーカー希望小売価格¥17,600) | フライパン26cm、ディープパン24cm、鍋18cm、取っ手、ガラスふた18cm、ガラスふた24cm | 内側ホワイト 、外側レッド | 内側セラミック、外側不明 | あり | 不可 | 独特の色合い、オーブン使用可 |
取っ手が取れるセラミックフライパンランキング3選!
それでは、それぞれの紹介と大まかな比較も終わりましたので、ここではランキング形式でどれがおすすめなのか根拠ともに発表します。
第1位:グリーンパン「クリックシェフシリーズ」
今回比較した3つのブランドの中で、第1位に輝いたのはグリーンパンのクリックシェフシリーズです。このシリーズがトップに選ばれた理由は、単に性能の高さにあります。グリーンパンのクリックシェフは、その優れた特性から様々な面で他の競合製品を凌ぐ性能を発揮します。
特に注目すべきは、セラミックコーティングにダイヤモンド粒子を混合した独特の技術です。この技術により、フライパンの表面は通常よりも硬く、摩耗に対する耐性が向上しています。結果として、製品はより長持ちするようになります。
また、この強度の向上は、通常フライパンでは考えられないほどのメリットをもたらします。食洗機での洗浄が可能になっており、これは他の多くのセラミックフライパンでは実現できない特徴です。ただし、食洗機で洗えるのは本体のみである点には注意が必要です。
さらに、クリックシェフシリーズはオーブンでも使用可能で、その汎用性の高さは他の製品と一線を画しています。外側にもセラミックコーティングが施されているため、汚れが落ちやすくメンテナンスが楽になります。
デザインにおいても、明るいクリームホワイトと落ち着いたオックスフォードブルーの2色から選ぶことができ、どんなキッチンにも馴染みます。その高い性能と使いやすさから、グリーンパンのクリックシェフシリーズはギフトとしても最適です。
このシリーズは、日々の料理を楽しく、そして快適にするための優れた選択と言えるでしょう。
第2位:アイリスオーヤマ「セラミックカラーパン&お皿になるフライパン」
今回の比較では、第2位にアイリスオーヤマのセラミックカラーパンとお皿になるフライパンが選ばれました。これら2つの製品が2位となったのは、性能面ではグリーンパンのクリックシェフシリーズには劣るものの、カラーバリエーションの豊富さと価格のリーズナブルさが評価されたためです。
- カラーバリエーション: アイリスオーヤマの製品は、3社の中で最も多くのカラーバリエーションを誇っています。特にセラミックカラーパン14点セットでは、5色もの選択肢があります(それ以下のセットは3色)。
- 価格: 価格面でも、セラミックカラーパン6点セットは6480円と、3社の中で最もリーズナブルです。
- コーティング: このシリーズの製品は、内外両面にセラミックコーティングが施されており、汚れが落ちやすくなっています。
- お皿になるフライパン: 特にユニークなのが「お皿になるフライパン」で、左右に持ち手がついている点が特徴的です。
- オーブンと食洗機の使用: 本体のみオーブン調理が可能ですが、食洗機の使用はできません。
価格を重視する方や、キッチンに合わせたカラーを選びたい方にとって、アイリスオーヤマのセラミックカラーパン&お皿になるフライパンは最適な選択肢です。豊富なカラーバリエーションとリーズナブルな価格で、キッチンに彩りを加えながら、日々の料理を楽しくすることができます。
第3位:D&S「シャイニーフライパン」
今回の比較で残念ながら3位となったのは、D&Sが販売するシャイニーフライパンです。
この製品が3位にランクされた理由は、内側のセラミックコーティングは明記されているものの、外側のコーティングに関する情報が不明である点、そしてカラーバリエーションが1色のみであることが挙げられます。
しかし、このフライパンのデザインは非常に魅力的です。内側は真っ白で、外側はメタリックな赤色という組み合わせが、おしゃれで美しい印象を与えます。
- コーティング: シャイニーフライパンは、二層になったダブルレイヤーセラミックコーティングが施されています。これは耐久性と非粘着性を高めるための工夫です。
- 厚み: 底の厚さは約4mmと、一般的なフライパンよりも厚手で、冷めにくくじっくり焼けるため、ステーキなどの料理に適しています。通常のフライパンの底は約1.6~2.0mm程度です。
- 部品の交換: 公式サイトでは交換用の部品も販売されており、取っ手や蓋だけでなく、鍋やフライパンの本体のみの購入も可能です。
D&Sのシャイニーフライパンは、その独特のデザインと実用性を兼ね備えた製品です。特にステーキなどの料理をよくする方や、キッチンにスタイリッシュなアクセントを加えたい方には特におすすめです。
ユーザーレビュー徹底分析!実際の利用者の口コミとは?
ユーザーのレビューを様々なところから集め、どのような口コミがあるのか分析しました。
このレビューは総数で1000件以上は分析していますので、かなり正確になっているはずです。
グリーンパン:実用的でデザインも良く人気を集める
グリーンパンはセラミックフライパンの中でも特に高い評価を受けており、Amazonと楽天のレビューでは平均評価が4.8以上と非常に高いことから、多くのユーザーの満足度が高いことがわかります。
健康への配慮が大きな選択理由の一つで、PFAS不使用であることや、フッ素加工のフライパンからの買い替えを決断したユーザーが多いことがレビューから読み取れます。また、使用感に関しても、滑りの良さや焦げ付きにくさ、熱伝導の良さが高く評価されており、料理が楽しくなるという感想が多く見られます。日常のキッチン作業が快適になる点が大きな魅力と言えます。
デザインとカラーに関しても、ユーザーからの評価は高く、特にクリーム色やホワイトなどの明るい色が人気です。収納性も注目されており、取っ手が取れるため、特に小さなキッチンを持つユーザーには大きなメリットとなっています。
ただし、耐久性に関する懸念を示す声もあります。半年ほどで焦げ付く可能性について言及しているユーザーもいるため、注意が必要です。また、フライパンの性能を最大限に活かすためには、正しい使い方が重要です。シリコンや木製の調理器具の使用によって、フライパンを傷つけずに長持ちさせることができます。
まとめとして、グリーンパンは健康的な材質、使い勝手の良さ、デザイン性、収納の容易さから多くのユーザーに支持されていることが明らかです。
アイリスオーヤマ:使い勝手が良く可愛いとデザインも好評
アイリスオーヤマのセラミックカラーパンは、Amazonの口コミでは焦げ付きにくさ、使いやすさ、デザインの良さで特に良好な評価を受けています。レビューでは、焦げ付きにくさが特に強調され、定期的なメンテナンスによって長期間良好な性能を維持できるとの意見が多数見られます。
デザインに関しても、シンプルでかわいいデザインが好評で、色の選択肢の豊富さが多くのユーザーから支持されています。加えて、フライパンの使い勝手に関する評価も高く、火加減の調整や洗いやすさが特に評価されています。
一方で、重さに関しては、一部のユーザーから少し重いとの意見もありますが、これは個人の感覚に依存する部分もあるようです。また、長期間の使用には適切な取り扱いが必要であり、火加減や洗い方に注意を払うことで製品の寿命を延ばすことが可能です。
まとめとして、アイリスオーヤマのセラミックカラーパンは、使い勝手の良さ、魅力的なデザイン、焦げ付きにくさといった点で多くのユーザーから支持を得ていますが、製品の長寿命を保つためには正しい使用とメンテナンスが重要です。
D&S(シャイニーフライパン):スタイリッシュなデザインで実用性も良い
D&Sのシャイニーフライパンは、その独特なデザインと機能性で注目を集めています。Amazonでのユーザーレビューを見ると、特に使い勝手の良さとデザインが高く評価されています。
ユーザーからは、内側が真っ白で外側が真っ赤な鮮やかな色合いのデザインに対する好評の声が多くあります。このフライパンは焦げ付きにくさや良好な熱伝導性により、使いやすさの面でも高い評価を得ています。また、蓋ごとオーブンで使用できる点が利用者にとって大きなメリットとなっています。
耐久性に関しても、長期間使用しても性能が維持されるという肯定的なコメントが多く寄せられています。
一方で、価格に関しては意見が分かれていますが、多くのユーザーは機能性を考慮すると妥当な価格だと考えています。また、フライパンの重さについては、一部のユーザーには少し重いと感じられる可能性がありますが、これは製品の耐久性と関連していると考えられます。
D&Sのシャイニーフライパンは、独特のデザインと使い勝手の良さで多くのユーザーから支持されています。耐久性も高く評価されており、価格に見合う価値があると考えられます。重さに関しては個人の好みが影響するため、購入前に確認することが推奨されます。
セラミックフライパンの寿命を伸ばす!予熱とメンテナンスを知ろう
セラミックフライパンの購入を考えている方の中には、ネットで見かける「食材がくっつく」「コーティングがすぐダメになる」といった声を聞いて、二の足を踏んでしまう人もいるでしょう。
しかし、これらの問題は正しい使い方をすれば避けることが可能です。
食材がくっつかない!セラミックフライパンの正しい予熱方法
セラミックフライパンは、調理前に必ず行うべき準備があります。
- 中火で20秒ほど空焚きしてフライパンを温める
- 大さじ1杯ほどの油を入れて内側の全体に回す
- 食材を入れる
この予熱プロセスが重要で、フライパンの表面にある細かい穴を加熱して広げ油を浸透させることで、食材のくっつきを防ぎます。
予熱をしなかったり油を使わなかったりすると、食材がくっつきやすくなります。
長持ちさせる秘訣!セラミックフライパンの正しいメンテナンス
セラミックフライパンだけでなく、フッ素コーティングされたフライパンも、誤った使い方によりコーティングが傷つくことがあります。一般的に、コーティングの寿命は2~3年です。コーティングを保護するためには以下の点に注意しましょう。
- 金属製のヘラや金たわしなどを使わないこと。
- 熱い状態のフライパンに水をかけて急冷しないこと。
- 落としたりぶつけたりして衝撃を与えないこと。
セラミックフライパンは金属ツールが使用可能なものを除いて、一般的に金属製の道具は避けるべきです。代わりにシリコン製の柔らかいヘラやお玉を使いましょう。
急冷すると、フライパンが元の形に戻る際にコーティングが剥がれる可能性があります。調理直後はフライパンを冷ましてから洗うことが重要です。また、セラミックコーティングは衝撃に弱く、ぶつけると割れることがあるため、取り扱いには注意が必要です。
これらの簡単なコツを守ることで、セラミックフライパンを長持ちさせ、快適な調理を楽しむことができます。
総評:取っ手が取れるセラミックフライパンはグリーンパンが高性能でおすすめ
セラミックフライパンはその健康的な調理特性と使い勝手の良さで知られていますが、取っ手が取れるタイプは特にその便利さで注目されています。取っ手が取り外せることで、収納が容易になり、特にキッチンスペースが限られている場合に大きなメリットをもたらします。
グリーンパン、アイリスオーヤマ、D&Sの各ブランドは、それぞれ独自の特徴を持った取っ手が取れるセラミックフライパンを提供しています。グリーンパンはその耐久性と使いやすさで高く評価され、アイリスオーヤマは色の選択肢の豊富さと手頃な価格で人気があります。一方、D&Sはユニークなデザインと実用性で注目を集めています。
セラミックフライパンを選ぶ際には、使いやすさ、デザイン、耐久性、そして収納のしやすさを基準にすることをおすすめします。各ブランドはそれぞれの強みを持っていますが、特にグリーンパンはその全体的な品質と性能で、多くのキッチンにおいて理想的な選択肢となり得ます。
最終的な選択は個々のニーズによりますが、グリーンパンはその実績と信頼性により、調理の楽しさと効率性を向上させることが期待できます。正しい使用方法とメンテナンスによって、グリーンパンならではの性能を長期間にわたって享受することができるでしょう。