- 感音性難聴になってしまい仕事を続けることが困難になった
- 難聴が原因で現在の仕事を辞めようとしている
- 仕事を辞めた後の見通しがなく不安
- 再就職しても感音性難聴が原因で続かない
こういった悩みをお持ちなら、この記事を読んでください。
難聴の中でも感音性難聴は、「補聴器を付けても聞き取れなくなる厄介な症状が出る」ので仕事を続けるのが困難になります。
それで仕事を辞めるとして、どうすれば良いのでしょうか?
管理人は小学生の頃に重度の感音性難聴になってから、色々と試行錯誤して生きてきて現在30代になります。
この記事では、①感音性難聴の困難さ②感音性難聴で障害者手帳は取得できるか?③感音性難聴で障害者年金は受給できるか?④再就職やおすすめの仕事の4つから成り立っています。
記事を読むことで、感音性難聴で仕事を辞めることになっても今後の見通しが見えてくるでしょう。
特に障害者年金については仕事を辞める前にやるべきことをやらないと、後々症状が重くなって受給資格を得ても申請にかなり苦労したり受給額が少なくなったりしますよ。
感音性難聴の解説と近年増えている低音障害型感音性難聴について
難聴には、伝音性・感音性・混合性の3種類があります。その中でも、感音性難聴は厄介な症状が出るので症状が重いと仕事が困難に…。
まず、自身が抱えている障害と、それを抱えることでどうなるのか知っておきましょう。そうすることで、今後どうすればいいのか分かりますし不安も軽くなりますよ。
なお、低音障害型感音性難聴についても、近年増えてきているので取り上げてみました。
補聴器でも会話の聞き取りが難しくなる感音性難聴
感音性難聴の厄介な点は、「補聴器を付けても会話の聞き取りが難しくなる」ことです。
管理人も両耳に重度の感音性難聴を抱えていますが、補聴器を付けても会話が聞き取れません。
会話が聞き取れないとコミュニケーションにかなりの支障があるばかりか、出来なくなる業務も出てきますね。
例えば、電話対応は会話が聞き取れないので困難です。
一人でもコツコツ出来る業務が中心なら、感音性難聴でもあまり影響はないかもしれません。営業といった、コミュニケーションがメインになる仕事だと続けることが難しいでしょう。
他にも工事現場や大型の機械がある場所など危険があるところでは、工事車両や機械の音が聞き取れないことで事故に遭う可能性が上がってしまうため無理いったことも。
この会話が聞き取れない症状は、耳の奥にある空気の振動(音)を電気信号に変換して脳に伝える器官が正常に働かなくなったためです。
感音性難聴は補聴器で音を増幅させても、耳の途中で正常に変換されないので脳が認識することができません。
感音性難聴は理解されにくいのが本当につらい
もう一つ感音性難聴の大変さとして、「周囲に理解されにくい点」が挙げられます。
聴覚障害になっても、補聴器を付ければ聞こえるようになるでしょ?
一般的には上のように思われているため、補聴器を付けても会話が聞き取れなくなる難聴があることは知られていません。
ですから、ほとんどの人の認識は「補聴器を付けているのに聞こえない=こいつ耳ではなくて頭がおかしいのでは?」となります。
管理人は小学生の頃に感音性難聴を発症しましたが、当時から周囲に理解されず「馬鹿」とか「頭がおかしい」など言われてきました。
この理解されないことからどうしても孤立してしまいますし、当時は大変つらかったのを覚えています。
では、どうやって周囲に理解してもらえば良いのでしょうか?
自分で説明しようとせずにスマホや印刷した紙でもいいので、感音性難聴についての説明を見せるのがベストです。
見せる際に、病院のサイトだったり医者が書いた記事だったり信頼性の高いものを選択するのがコツ。
人は権威性があるものならスムーズに受け取ってくれるので、専門家である医者の説明なら理解されやすくなります。
近年に女性に増えている低音障害型感音性難聴
近年20~40代の女性に増えている、「低音障害型感音性難聴」という病気があります。
これは、急に起きる難聴でどちらかの耳で低音だけが非常に聞き取りにくくなる病気です。
男性の声は低音が主になるので、男性の声は特に聞き取りにくくなるという困った状況に……。
- 低音だけが聞き取りにくくなる
- なんとなく聞き取りにくくなる
- めまいは起こらない
- 再発を繰り返す場合がある
- 耳が詰まっているような感じや水が入っているような感じがある
- 低音の耳鳴りがする
- 自分の声が響いて聞こえる
- 一対一での会話ではあまり問題はない
- 複数の人との会話だと聞き取れない所が出てくる
- 周りが騒がしいと聞き取れない
- 離れた所から呼びかけられても聞こえない
片耳のみで低音部だけ聞き取りにくくなるので、難聴としては軽度に分類されます。
原因としては、鼓膜よりもさらに耳の奥には「蝸牛」というリンパ液が入っている器官があります。
この蝸牛は、空気の振動(音)を電気信号に変換し聴神経に流すのが役割です。
低音障害型感音性難聴は、この蝸牛でリンパ液が増えすぎるのが原因。
リンパ液が増えすぎて排出されず、蝸牛の中で水圧が高まって低音を感じる部分が正常に働かなくなってしまっています。
なぜこうなったのかは、ストレスや寝不足が引き金になることが多いそうです。
低音障害型感音性難聴になっても、発症から1週間以内に治療を開始すれば1週間ほどで治る方がほとんど。
発症してから2週間以内ならぎりぎり間に合うようですが、それ以上だと治りにくく症状が固定してしまいます。
耳の病気は低音障害型感音性難聴に限らず、発症したらすぐ病院に行って治療を受けないと一生治らないことも珍しくありません。
治療方法は飲み薬ですので、耳が詰まった感じなど明らかに違和感があるなら必ず受診しましょう。
なお、上でも書きましたが低音障害型感音性難聴は再発する可能性があるので、一度治ってもまた症状が出たら治療を受ける必要があります。
仕事を辞める前に障害者手帳と障害者年金を必ず知っておこう!
感音性難聴になったら、仕事を辞める前に必ず障害者手帳や障害者年金について知っておきましょう!
今は症状が軽くて対象外でも、後になって感音性難聴が悪化してしまった時に申請できる可能性があるからです。
勘違いされやすいのですが、障害者手帳と障害者年金は別物です!
片方に申請が通ったからと言って、もう片方も自動的にOKになる訳ではありません。別々に申請が必要なので、注意してください。
ちなみに、それぞれの相談先は以下のようになっています。
- お住まいの地域の役所
- 福祉事務所
※病院でも相談に乗ってくれる場合があります。
- お住まいの地域の役所(障害基礎年金の場合)
- 年金事務所
- 年金相談センター
障害者手帳の解説と取得するまでの具体的な流れ
障害者手帳には3種類有り、難聴の場合は「身体障害者手帳」です。この障害者手帳を持っていることで、「私は障害者ですよ」という証明になります。
- 障害者雇用枠で就職することができる
- 医療費や補聴器などに助成が付く
- 所得税や住民税などが軽減される
- 鉄道やバスで割引が受けられる
- 障害者雇用枠で就職すると待遇や昇進が一般雇用よりも低くなる場合がある
聴覚障害での身体障害者障害程度等級
東京都目黒区の公式HPに、身体障害者の各等級の基準が載っているので引用します。
聴覚障害
1級
該当なし2級
両耳の聴力レベルがそれぞれ100デシベル以上のもの(両耳全ろう)3級
両耳の聴力レベルが90デシベル以上のもの(耳介(じかい)に接しなければ大声語を理解し得ないもの)4級
1.両耳の聴力レベルが80デシベル以上のもの(耳介(じかい)に接しなければ話声(わせい)語を理解し得ないもの)
2.両耳による普通話声(わせい)の最良の語音明瞭度が50パーセント以下のもの
5級
該当なし6級
1.両耳の聴力レベルが70デシベル以上のもの(40センチメートル以上の距離で発声された会話語が理解し得ないもの)
2.一側耳(そくじ)の聴力レベルが90デシベル以上、他側耳(そくじ)の聴力レベルが50デシベル以上のもの引用元:https://www.city.meguro.tokyo.jp/smph/kurashi/shogai_fukushi/techo/syougaitoukyu1.html 東京都目黒区の公式サイトより
身体障害者の等級は、上記の通りです。
聴覚障害では1級から6級まであり、1級と5級が該当なしとなっています。現在の耳の状況から、どの等級に当てはまるのか確認しましょう。
なお、文章中に出てくる聴力レベル・語音明瞭度とは何か、解説しますね。
聴力レベルはどのくらいの大きさの音が聞こえないのか目安になる数値で、オージオメータという機械で測定します。単位はデシベルで、dBと表記されることも。
健康診断を受けたときに、ヘッドホンを付けて音が聞こえるか聴力検査をやりませんでしたか?
あの聴力検査で使われているものがオージオメーターで、様々な高さの音を発することができる機械です。
聴力レベルを数字で表現されても分からないという方は、普通の会話は50~60デシベルで大声は70~80デシベルと覚えておきましょう。
続いて語音明瞭度とは、会話を聞き取る能力のことで0~100%で表現されます。これは様々な大きさの音で言葉を話し、聞き取ることができるかで判定します。
ちなみに、管理人は両耳とも感音性難聴で100dBとなっているので、2級の身体障害者手帳を持っています。
障害者手帳を取得するまでの流れ
②福祉課から「指定医師診断書」をもらう
③医療機関に受け取った指定医師診断書を提出して、診断書を作成してもらう
④福祉課に以下のものを持参し、手帳交付申請書を記入して提出する
・証明者写真
・印鑑
・マイナンバー確認書類(個人番号カード、マイナンバーがない時は通知カード+運転免許証やパスポートなど)
・指定医師診断書の用紙
⑤審査。通常でも1ヶ月から1ヶ月半くらいは掛かる。4ヶ月ほど掛かるケースもあるので気長に待つ
⑥福祉課から連絡があり、OKなら交付される
障害者手帳の取得までの流れは、上のような感じになっています。そこまで難しいことはないので、落ち着いて実行すれば大丈夫でしょう。
注意点として、審査に1ヶ月半から場合によっては4ヶ月くらい掛かることもあるので気長に待ってください。
もう一つ、指定医師診断書についてですがこれは医師なら誰でもいい訳ではなく、住んでいる県が指定した医師による診断書が必要です。
かかりつけ医が指定医師ではない時は、その病院で作成できる医師がいるか聞くか福祉課に相談してください。
ちなみに障害者手帳は代理人が申請することも可能ですので、本人が無理な場合は家族が代理で行うことができます。
障害者年金の解説と受給するまでの具体的な流れ
感音性難聴も、障害者年金を受給することができます。
障害があると働くことが難しくなるため、経済面でかなり不安になります。でも、障害者年金を受給できれば何とか生きて行けるだけのお金は確保できますので、条件を満たしているなら必ず申請しましょう。
ちなみに、現在は症状が軽く対象ではなくても、後々に症状が重くなって受給できるようになる可能性があります。
障害者年金を受給したいなら「初診日」の証明が重要!
障害者年金を受給するためには、「初診日」の証明がかなり重要になります。
なぜなら、障害者年金の様々なことが、初診日を基準に決まるからです。
現在は症状が軽くて対象外でも、初診日を記録し証拠になる診断書などは保管しておきましょう。
今後に症状が重くなって受給できる可能性が出たとき、初診日が分かっていればスムーズに受給できます。
逆に初診日が分からないために、申請してもかなり時間が掛かったり拒否されたりすることもあります。
ですので、症状が軽くても、初診日はしっかりと記録しておくことをおすすめします。
障害者年金は障害基礎年金と障害厚生年金の2つがある
障害者年金には、「障害基礎年金」と「障害厚生年金」の2つがあります。それぞれどちらになるのかは、以下によって決まります。
初診日に国民年金に加入していた=障害基礎年金
初診日に厚生年金に加入していた=障害厚生年金
2つの年金について簡単に説明すると、国民年金は20歳以上で60歳未満のすべての人が加入するものです。厚生年金は、会社などに勤務している人が加入する年金になります。
このうち、障害厚生年金の方がカバーする範囲が広く、受給額も大きいので有利です。
初診日によってどちらか決まるので、障害厚生年金にしたいなら必ず仕事を辞める前に病院で診察してもらってください。
仕事を辞めた後に診察してもらうと、その時点では国民年金になりますから障害基礎年金になってしまいます。
障害基礎年金1級:972,250円+子の加算金
障害基礎年金2級:777,800円+子の加算金
子の加算金については、一定の年齢までの子どもがいれば次の通りに加算される。
子どもが2人まで:1人につき223,800円
子どもが3人以降:1人につき74,600円
※一定の年齢までのとは、「18歳になった後の最初の3月31日まで」か「20歳未満で障害等級1級または2級に該当する障害状態の子ども」になります。
※令和4年4月分の受給額です。障害年金の金額は、年度ごとに変わります。
障害厚生年金1級:報酬比例の年金額×1.25%+障害基礎年金1級 972,250円+配偶者の加算金 223,800円+子の加算金
障害厚生年金2級:報酬比例の年金額+障害基礎年金2級 777,800円+配偶者の加算金 223,800円+子の加算金
障害厚生年金3級:報酬比例の年金額(最低補償583,400円)
障害手当金:報酬比例の年金額×2(最低補償1166800円)※年金ではなく一時金。
※1級と2級にある配偶者の加算金と子どもの加算金は、それぞれ配偶者と子どもがいる場合のみ
※令和4年4月分の受給額です。障害年金の金額は、年度ごとに変わります。
こうして2つの障害者年金を見ると、障害厚生年金は1級と2級に限り障害基礎年金に上乗せする形で受け取れるので受給額が多くなっています。
さらに、子の加算金だけでなく配偶者の加算金もプラス。障害基礎年金よりも手厚くなっているので、どちらが良いかといえば障害厚生年金ですね。
ちなみに障害者年金の支給額は年度ごとに微妙に変化し、上に載せたのは令和4年4月分の場合ですのでご注意ください。
障害厚生年金で「報酬比例の年金額」となっていますが、これは前年度の収入や厚生年金への加入期間、障害の等級などによって金額が変わるためです。
障害厚生年金3級については、障害基礎年金や配偶者・子どもの加算はありません。ただし、最低583,400円は支給されるようになっています。
一番下にある障害手当金については、これは年金ではなく一時金となります。この一時金の受給資格も、厚生年金に加入している人となっています。
障害者年金を受給するまでの流れ
障害者年金を受給するまでの流れは、以下のような形になります。複雑ではありますが、落ち着いて一つ一つ進めていけば大丈夫です。
なお、状況によっては順番が逆になったり追加で手続きが必要になったりすることがあります。
障害者年金を受給するまでの流れ
①年金事務所から、障害年金の申請に必要な書類もらう。
②障害の程度と何級に該当するか検討
③初診日を調査
④医師に診断書の作成を依頼
⑤病歴・就労状況等申立書を作成する
⑥住民票・戸籍謄本など申請に必要な書類を取得
⑦年金事務所や市区町村の役所などに全ての書類を提出(※障害者年金の種類によってどこに提出するか変わるので注意)
⑧結果が出るまで待つ(2~3ヶ月ほど)
障害者年金を受給するまでの流れを、大雑把にまとめると上のような形です。
初診日の調査で初診の病院と現在通っている病院が異なる場合は、最初の病院で「受診状況等証明書」を書いてもらう必要があります。
初診の際の病院にずっと通院している時は、原則として受診状況等証明書は必要ありません。
障害者年金の申請に必要な書類ですが、日本年金機構のサイトに詳しく載っているのでそちらを確認してください。
最後に書類の提出ですが、障害基礎年金と障害厚生年金で提出先が異なるので注意しましょう。
障害基礎年金は市区町村役場の窓口ですが、障害厚生年金では年金事務所または街角の年金相談センターとなります。
感音性難聴を抱えていても継続して働くために知っておくべきこと
最後に感音性難聴を抱えていても、継続して働くために知っておくべき事をご紹介します。
これは辞めてから再就職しても、コミュニケーションの問題などで続かずにすぐ退職してしまうケースも多いからです。
しかし、下で紹介するように再就職の前に就労移行支援サービスを利用することで、仕事を続けやすくなるのでぜひ読んでください。
再就職する前に就労移行支援サービスを使うのがおすすめ
仕事を辞めた後に焦ってすぐにアルバイトや再就職しても継続できず、すぐ退職してしまうことがほとんど。これは、以下のことが原因です。
- 感音性難聴を周囲にどう理解してもらえばいいのか分からない
- 伝えたいことがあってもちゃんと伝わらない
- サポートして欲しいことがあっても言う事ができない
- コミュニケーションの取り方が分からなくなった
- 職場でどうしても孤立してしまう
こういった悩みを持つ方におすすめなのが、再就職する前に聴覚障害者を対象とした就労移行支援サービスを利用することです。
就労移行支援とは、障害のある方に対して健常者と一緒に働くために必要な能力を高める福祉サービス。
障害がある場合は、ただPCスキルやビジネスマナーといった職業訓練するだけでは仕事を継続することが困難です。
そこで就労移行支援では自分が抱えている障害について理解して、それを周囲にどう理解してもらうか、サポートして欲しいことをどう伝えるかなども行います。
だから就労移行支援サービスを受けることで、障害を抱えていても健常者と一緒に仕事を続けられる能力を養うことができます。
就労移行支援サービスは様々なところが行っていますが、個人的におすすめするのは以下の大手2社です。
①atGPが行っている聴覚障害者向けの就労移行支援サービス
「atGP」は、障害者ならほとんどの人が知っている企業でしょう。障害者の求人情報で、とても有名な会社です。
この会社が行っている就労移行支援サービスの【atGPジョブトレ 聴覚障害コース】では、2019年の実績として91%の人が職場に定着することができたそう。
利用料金は、世帯収入状況によっては何と無料で通うことができます!
ただし、このサービスを行っているatGPジョブトレは東京の大手町にあるため、東京かその周辺に住んでいる人しか利用は難しい点に注意しましょう。
東京以外に住んでいる方は、次の就労移行支援サービスがおすすめです。
②規模が大きいウェルビーの就労移行支援サービス
就労移行支援サービスを行っている企業の中でも、規模が大きいのが障害者のための 就職活動支援センター「ウェルビー」という会社です。
この会社は全国にある90ものセンターで就労移行支援サービスを行っているため、東京に住んでいない方もウェルビーなら通える可能性があります!
ウェルビーは対象者が幅広く、聴覚障害はもちろん精神障害や発達障害などへの就労移行支援サービスも行っています。
もし聴覚障害以外にも、うつ病や統合失調症といった色々な病気を抱えている方はそちらも相談すると良いでしょう。
ちなみに公式サイトには、「障害者手帳を持っていない方も自治体などの判断によっては利用できる」と書かれています。
ですので、障害者手帳を持っていなくても受けられる可能性があるため、ウェルビーに可能かどうか問い合わせてください。
Webライターで在宅しながら稼ぐ方法もある!
再就職するのではなく、在宅で仕事をして稼いでいく方法もあります。
在宅仕事には色々とありますが、聴覚障害者におすすめするならWebライターという職業です。
これは、他の人のサイトやブログの記事を代筆する仕事。管理人も、現在ではこの仕事がメインになっています。
Webライターを聴覚障害者におすすめする理由
- 文章を書く仕事なので、聴覚障害がハンデになりにくい
- 自宅で一人こつこつと仕事できるので、コミュニケーションの問題がない
- 依頼人とはチャットやメールで連絡を取るので、耳が聞こえなくても安心
- 職歴や学歴は不問
- 基本的には、調べたことをまとめて分かりやすく書くだけとシンプル
デメリットとしては、最初はあまり稼げない・仕事した分だけ稼げるので収入が不安定といったところでしょうか。
もちろん努力も必要ですが、慣れてくると安定して月10万円以上は稼げるので職業として成り立ちます。
より詳しく知りたい場合は、当ブログの以下の記事をご覧ください。
当ブログ別記事「【学歴不問で在宅でできる】就職できない聴覚障害者でもすぐに稼げる仕事がある!」へ移動する
まとめ
感音性難聴で仕事を辞める前に、必要な情報をまとめてみました。
特に感音性難聴は、補聴器を付けても会話が聞き取りにくくなる症状が出ます。このことから周囲に理解されにくく、コミュニケーション面でも問題が出て孤立しやすく……。
感音性難聴は程度にもよりますが障害者手帳を取得することが出来て、障害者年金も受給することが出来ます。
障害者手帳を取得すれば、障害者雇用枠での再就職も可能。
障害者年金は、障害基礎年金と障害厚生年金の2つがあり障害厚生年金の方がカバーする範囲が広く受給額も多くなるので有利です。
しかし、どちらになるかは初診日により決まるので、障害厚生年金にしたいなら仕事を辞める前に病院で診察を受ける必要があります。
再就職では感音性難聴でも継続して働くために、就労移行支援サービスの利用がおすすめ。
周囲へのサポートの求め方や理解してもらうためのコツなど学べるので、障害を抱えていても仕事を続けやすくなります。
再就職が難しくても、Webライターという在宅で出来る仕事がおすすめです。
感音性難聴は本当に苦労する病気ですが、現在ではいろいろなサポートが充実しています。
そういったサポートを活用すれば、働くこともできるのでお互いに頑張りましょう!