サブで使用しているPCの液晶モニターが故障したので、新しいものをAmazonで探していたところKOORUIという見慣れないブランドを発見。
フルHD23.8インチ17999円のところ、なぜか5000円OFFのクーポン付きで12999円と激安でした。ちなみに、フルHDで23.8インチだと、安いものでも普通は18000円前後となります。
中国の知らないメーカーでしたが、調べてみると高性能でなかなかコスパが良いと好評なレビューばかり。
見た目もベゼル部分が薄くシンプルで、気に入ったのもあり購入してみました。
購入して使用してみた感想は、入力端子などシンプルなところはありますが全体的に性能が良くとても満足でした。
「KOORUI」は中国の大手メーカーの新ブランド
KOORUIというのはメーカー名ではなく、ブランドの名前です。メーカーは中国のHKC惠科股份有限公司(以下、HKC社と呼称)という会社で、新しく立ち上げた液晶モニターのブランドになります。
中国メーカーということで、不安になるかもしれませんね。実際のところ、日本だとHKC社という会社はほぼ聞きませんので。
ところが、よく調べてみるとHKC社は中国はでよく知られた会社で、特にモニターでは中国内産業のトップ3にも入るほどのすごい会社でした。
本社は中国のシリコンバレーとも言われる深セン市にあり、年間売上高は60億元(約1068億円)を超えて従業員は5000人を超える大手です。
主力商品は、液晶モニターや液晶テレビ、パソコン、タブレットなど。
HKC社の創業は1994年と歴史があり、1997年には自社ブランドのブラウン管モニター工場を稼働しています。
2014年には深センにある産業企業トップ34位にランクイン。
中国は広いので、正直に言えば粗悪品を販売している困った業者もいます。しかし、HKC社は中国でも液晶モニターでは大手で、粗悪品を売ることはない信用できる企業ですよ。
KOORUIの液晶モニターはこんな人に向いている・向いていない
- パソコン用のフルHD液晶モニターを23.8インチ前後辺りで探している人
- マルチディスプレイを構築しようとしている人
- コスパの良さを重視する人
- PS4やPS5などゲーム機用の液晶モニターを探している人
KOORUIのモニターを実際に使用してレビュー!
KOORUIのモニター(型番:KS24N1)を、実際に使用してご紹介します。Amazonのページからでは分からないこともあったので、もし購入を検討しているなら参考にしてください。
梱包がしっかりとしておりうっかり倒しても大丈夫だった
安い商品によく見られることですが、コストを減らすために梱包を粗末にするケースがあります。ところが、KOORUIのモニターは、梱包がしっかりとしていました。
実はうっかり箱を倒してしまったのですが、梱包のおかげで故障することはありませんでした。
ダンボールが2重になっており、内側のダンボールには上の画像に映っている2つの発泡スチロールで液晶画面の部分を固定して動かないようになっていました。
これだけ頑丈に固定され梱包されているなら、輸送中の事故で液晶画面が割れるなどトラブルはまず無いでしょう。
電源用のACアダプターやHDMIケーブルなどはちゃんと付属
当然ではありますが、電源用のACアダプターや繋ぐためのHDMIケーブルはちゃんと付属しています。
ただし、ミニD-Sub 15ピンは入力端子こそありますが、ケーブルは付属しないのでもし使う場合は用意しておきましょう。
以下、付属するACアダプターとHDMIケーブルを画像で紹介します。
上のが画像は、付属するACアダプターと見切れていますがHDMIケーブルです。ちなみに、HDMIケーブルのバージョンは1.4となっています。
上は、ACアダプターを拡大したところ。
上が、付属するHDMIケーブルの拡大画面です。
映像は綺麗で斜めから見ても普通に見える
KOORUIの液晶モニターKS24N1は、液晶画面がIPSの非光沢となっています。
実際にPCの画面を映してみると、どうなるのかAmazonのページからでは判断できませんでした。
自分の目で確認するまではドキドキしましたが、画面は下の画像の通りに非光沢でも明るく綺麗に映りびっくり。
ドット抜けのようなトラブルもありませんでした。
正直に言えば、ゲーム機用に3万円台で購入した別メーカーの24インチのフルHD液晶モニターと差がほとんどないです。
視野角も液晶パネル方式がIPSということもありスペック上では水平・垂直とも178°と記載されていましたが、実際に確認したところ確かに広くかなりの斜めからでも変わらず問題なし。
特に液晶画面の周囲を覆っている、ベゼル部分(プラスチックの枠のところ)がかなり薄いので画面が同サイズの液晶モニターよりも広く見えます。
これだけ薄いなら、複数台を並べて使うマルチディスプレイ用としても適していますね。
スペックに記載されていた3.5mmステレオミニジャックはなしスピーカーも無い
問題がまったく無い訳ではなく、一番に気になったところがイヤホンを差し込むようなところもなく音量の調整もありません。
Amazonの商品ページにあるスペック表では、3.5mmステレオミニジャックが1つ付いていることになっています。しかし、購入した液晶モニターのどこを見ても、3.5mmステレオミニジャックが見当たりません……。あれ?っと思って、取扱説明書を見ても記載なし。
上の画像は、液晶モニターの裏側。左に入力端子があるものの、どこを見ても3.5mmステレオミニジャックは見当たらず……。
もう一度Amazonの商品ページを見てみると、下の方のレビューで3.5mmステレオミニジャックはなくスピーカーも搭載されていないと報告している方が……。
再度、液晶モニターを確認してみましたが、確かに3.5mmステレオミニジャックもスピーカーも搭載されていませんでした。
個人的にはPC用として使うので付属していなくても全然OKですが、PS4やPS5などゲーム機で使う場合はこの液晶モニターだと音が出ないのでお気を付けください。
入力端子はスペック表通り。電源ボタンはちょっとシンプル過ぎるデザイン
3.5mmステレオミニジャックは付いていませんでしたが、他の入力端子はスペック表に書かれている通りミニD-Sub 15ピン x1、HDMI 1.4 x1で合っています。
入力端子は、上の画像の通りです。左からHDMI 1.4・ミニD-Sub 15ピン・電源ですね。
もしDisplayPortでPCと繋ぎたい人は、残念ながら搭載されていませんので別の液晶モニターを選びましょう。
ただし、4Kモニターならともかく、フルHDの液晶モニターならHDMI 1.4で対応しているので十分です。
もう一つ、電源ボタン周りですが、以下の画像のようになっていました。
ボタンではありますが、ちょっとデザインがシンプル過ぎますね。
押した感想としては、1回押せばちゃんと反応するので動作面では特に問題がありませんでした。
ちなみに、電源ボタンは右側の白く光っているところのすぐ下のボタンです。他は、設定画面を呼び出したり選択などで使用します。
映画やFPSに適したモードやブルーライトカットなど機能付き
液晶モニターの下部に付いている、設定ボタンを押すと画面下に以下のような一覧が出て来ます。
ここからゲームモードから色温度、アスペクト比などの変更が可能です。
なお、モードという項目がありますが、これは映画やFPSなどにぴったりの設定にしたりブルーライトカットモードなどにすることができる機能です。
せっかくですから紹介すると、上の画像がモードを押してみたところです。
アイセイバーという目玉マークが付いている項目がブルーライトカットで、押したところ上のような状態になります。
組み立ては簡単で1~2分もあればできる
最後に組み立てについてですが、工具も必要ありませんし難しいところもないので1~2分もあれば完成できると思います。
上は台座に、軸を取り付けたところ。台座・軸・軸に取り付ける四角い輪っかの3パーツに分かれているので、それぞれを指定のところに差し込むだけです。
軸には液晶画面本体と連結するための、取り付け金具が最初から付いています。この金具を、液晶画面本体の後ろ側に入れてから、上に差し込むだけで取り付け可能。
なお、よく見るとQRコードという文字が見えますが、QRコードが書かれたシールが貼ってあったためそこだけ消しました。
上の画像は先ほどの台座と、液晶画面の本体を連結したところです。手順も少ないですし、PCに詳しくない人でも簡単にできますよ!
まとめ:フルHDの液晶モニターを探しているなら高コスパでおすすめ!
KOORUIブランドの液晶モニターKS24N1を使用した感想は、「フルHDで24インチ前後のPC用を探しているなら高コスパでおすすめ」です。
他メーカーなら同スペックで大体18000円前後のところ、クーポン使用時ですが12999円と激安で購入できます。
スピーカーは搭載されていないので、ゲーム機に繋いでも音は出ません。しかし、PC用ならPCの方のスピーカーが使えるので問題なし。
入力端子が少なくミニD-Sub 15ピンとHDMI 1.4が1つずつとなっていますが、フルHDならDisplayPortは必要ないですし逆に無駄をなくしたシンプルさで良いと思います。
画面も、非光沢タイプとしては明るく綺麗で視野もばっちり。ドット抜けといった、トラブルも見当たりません。
ベゼルが薄く作られているため、同サイズの他社製よりも広く見えてマルチディスプレイにも向いています。
購入時はAmazonのページ上の方にある、クーポンにチェックを入れて有効にするのを忘れずに。
なお、クーポンには有効期限が設定されていたので、購入を検討しているならお早めにした方が良いでしょう。