【随時追加】アスパルテームを含む食品リストと発がん性の危険性を徹底調査!

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食品

この記事を読めば、次のことがはっきりと分かります。

  • アスパルテームが入っている食品のリスト
  • アスパルテームが入っていることが多いのはどんな食品か?
  • アスパルテームの発がん性の危険性はどのくらいか?
  • 国際がん研究機関の発がん性リストとはどのようなものか?

2023年7月14日に世界保健機関(WHO)傘下である国際がん研究機関(IARC)が、人工甘味料のひとつアスパルテームを発がんリストのグループ2Bに追加したというニュースがありました。

そこで不安に思っている方も多いため、ライターとして記事を書いていくうちに様々な食品に関わってきた管理人が、アスパルテームについて詳しく調査し記事としてまとめました。

なお、結論を先に言ってしまうと、例えばアスパルテーム入りの炭酸飲料500mlを1日で10本以上とかなり多量に摂取しない限り、発がんリスクが上がることはないので安全です。

しかし、どうしても気になるなら入っている食品のリストを公開しますので、そちらを参考に不使用のものを選んでください。

アスパルテームとは?

アスパルテームは人工甘味料の1つで、砂糖の200倍の甘さを持ちます。カロリーは砂糖と同じ1g=4kcalですが、少量で済むため量を減らしてカロリーオフが可能。この特徴から、「カロリーオフ」や「糖質オフ」といったダイエット向けの食品によく使われてきました。

原材料はアスパラギン酸とフェニルアラニンというもので、この2つの化合物がアスパルテームです。

アスパルテームの発がん性については、昔からかなり議論されており、動物実験では「多量の」アスパルテームを摂取させたところ発がん性が見られたこともありました。ただし、実験で使われたアスパルテームの量はかなり多く、人が1日に摂取する量はそれよりもはるかに少ないため特に問題となっていません。

2023年7月に、WHOの機関がアスパルテームを発がん性リストに加えたことから再び注目。心配する方もいらっしゃると思いますが、現時点では特に心配はなく安心してください。

発がんリスクが上がってしまうのは多量に摂取した場合で、例えばアスパルテーム入りのペットボトル飲料(500ml)を1日10本以上飲む場合です。それだけ飲めばアスパルテームの発がん性よりも、入っている糖分や水分などの方が明らかに健康に悪いですよね。

アスパルテームを含む食品リスト

そもそもアスパルテームは、どのような食品に使っているのでしょうか?

そこで管理人が徹底的に調査し、アスパルテームを含む食品のリストを作成しました。この食品リストは見やすいように①飲料②乳製品③穀物や穀物製品④お菓子・スナック類⑤調味料・加工品⑥プロテインの6つに分けてあります。

※①ここで紹介したものは2023年7月時点のもので、この先に原材料が変更される可能性もありますのでご注意ください。

※②調査する食品が膨大なため、一度では全て確認できませんでした。今後もチェックして見つかれば随時追加していきます。

①「飲料」でアスパルテームを含む食品リスト

調査したものは炭酸飲料や清涼飲料水、ボトルコーヒー、お茶(緑茶や紅茶など)といったものです。メーカーは、アサヒ・コカ・コーラ・キリン・サントリー・三ツ矢サイダー・伊藤園・チェリオ・サンガリア・大塚食品・ダイドードリンコ・神戸居留地・UCC・ネスカフェを調査しました。

番号メーカー名商品名原材料
1アサヒカルピスソーダ 果糖ぶどう糖液糖・砂糖・脱脂粉乳・乳酸菌飲料/炭酸・酸味料・香料・安定剤(大豆多糖類)・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK)
2日本コカ・コーラ株式会社コカ・コーラ プラス食物繊維(難消化性デキストリン)/ 炭酸、カラメル色素、酸味料、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK、スクラロース)、香料、カフェイン
3キリンキリン メッツ コーラ難消化性デキストリン・炭酸・カラメル色素・香料・酸味料・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK、スクラロース)・グルコン酸Ca・カフェイン
4サントリーペプシ BIG食塩・炭酸・カラメル色素・酸味料・香料・クエン酸K・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK、スクラロース)・カフェイン
5アサヒドデカミン果糖ぶどう糖液糖・食塩・高麗人参エキス・調製ローヤルゼリー・ガラナ・マカ・炭酸・酸味料・香料・V.C・甘味料(アセスルファムK、アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)など
6日本コカ・コーラ株式会社カナダドライ ダイエットジンジャーエール香料・酸味料・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK、スクラロース)・酸化防止剤(V.C)・カラメル色素
7サントリーC.C.レモン リフレッシュゼロ(北海道エリアのみ)レモン果汁・炭酸・酸味料・香料・ビタミンC・甘味料(アセスルファムカリウム、アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、スクラロース)・ベニバナ色素・カロチン色素
8サントリーゼロカルピス(R) PLUS カルシウム脱脂粉乳(国内製造)・乳酸菌飲料・食塩/酸味料・香料・グルコン酸カルシウム・乳酸カルシウム・安定剤(大豆多糖類)・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK、スクラロース)
9サントリーカルピスソーダ(R)メロンクリームソーダ果糖ぶどう糖液糖(国内製造)・メロン果汁・脱脂粉乳・乳酸菌飲料・アイスクリーム/炭酸・酸味料・香料・安定剤(大豆多糖類)・ベニバナ黄色素・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK)、クチナシ青色素
10アサヒWelch’sグレープ50ぶどう由来のポリフェノールぶどう・酸味料・香料・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK)
11アサヒWelch’sFRUIT WATER LEMON果汁(ぶどう、レモン)・果糖ぶどう糖液糖・食塩/酸味料・香料・ビタミンC・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムカリウム)・ベニバナ黄色素

飲料では、意外とカルピス系の炭酸飲料で使われているのを確認しました。ただ飲料はかなりの数がありましたが、アスパルテームはほとんどなし。人工甘味料は使用されていますが、アセスルファムKやスクラロースがほとんどです。

なお、ボトルコーヒーもアセスルファムKを使用したものが多く、アスパルテームは見られません。

※有名なコカ・コーラ社の「コカ・コーラ ゼロ」ですが、原材料が変更され現在ではアスパルテームは使用していません。人工甘味料は使用しているものの、スクラロースとアセスルファムKのみとなっています。(公式情報より)

なお、Amazonの販売ページなどでは、アスパルテーム入りの旧原材料が記載されていることがありますのでご注意ください。

②「乳製品」でアスパルテームを含む食品リスト

こちらではヨーグルトや飲むヨーグルト、カルピスなどの乳製品を調査しました。調査メーカーはサントリー・明治・森永・雪印メグミルク・ヤクルト・江崎グリコ・ダノンジャパン・小岩井乳業・高梨乳業・オハヨー乳業・よつ葉乳業です。

番号メーカー名商品名原材料
1サントリーカルピス(R)糖質60%オフ乳・砂糖/酸味料・香料・安定剤(ペクチン)・甘味料(アスパルテーム・L‐フェニルアラニン化合物、アセスルファムK、スクラロース)
2明治プロビオヨーグルトR-1ドリンクタイプ 低糖・低カロリー乳製品・ぶどう糖果糖液糖・砂糖/安定剤(ペクチン)・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、ステビア)・酸味料・香料
3明治明治プロビオヨーグルトPA-3ドリンクタイプ乳製品・砂糖/安定剤(ペクチン)・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、ステビア)・香料・茶抽出物
4明治明治プロビオヨーグルトLG21ドリンクタイプ 低糖・低カロリー乳製品・ぶどう糖果糖液糖、・砂糖/安定剤(ペクチン)・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)・香料
5明治明治ブルガリアのむヨーグルト 脂肪0 カルシウムと鉄分乳製品(国内製造)・砂糖/安定剤(ペクチン)・リン酸カルシウム・香料・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)・ピロリン酸第二鉄
6明治ブルガリアのむヨーグルト
ベリーミックス
乳製品(国内製造)・砂糖・果汁(アローニャ、ブルーベリー、いちご)/安定剤(ペクチン)・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)・香料

乳製品では濃縮タイプのカルピスで使われている他、飲むヨーグルトでも使用されていることを確認。固体のヨーグルトではそもそも使っていない物が多く、カロリーオフやストロベリーなど味付きでスクラロースか天然甘味料のステビアの使用が見られました。

③「穀物・穀物製品」でアスパルテームを含む食品リスト

調査したものは、シリアル・グラノーラ・シリアルバー・プロテインバーなど。メーカーは日清シスコ・カルビー・ケロッグ・ASAHI・森永です。

番号メーカー名商品名原材料
1アサヒ1本満足バー プロテインブラックチョコレート(カカオマス、イヌリン、植物油脂、ココアパウダー)・大豆パフ(大豆たん白、でん粉、植物油脂)(小麦を含む)・ホエイたん白・乳等を主要原料とする食品・植物油脂・食物繊維・グルコマンナン/炭酸Ca・乳化剤・トレハロース・甘味料(アセスルファムK、アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、スクラロース、ラカンカ抽出物)など

グラノーラやシリアルバーなどに入ってそうだと思ったのですが、意外とアスパルテームは使われていませんでした。糖質オフのグラノーラやシリアルバーでは、天然の甘味料であるステビアやソーマチンが使われています。

④「お菓子・スナック類」でアスパルテームを含む食品リスト

調査したものは、アイス・グミ・飴・クッキー・ビスケット・チョコレート・スナック。メーカーはロッテ・明治・ブルボン・森永・カンロ・江崎グリコ・三菱食品・UHA味覚糖・赤城乳業・不二家・ギンビス・春日井製菓・カバヤ食品・ノーベル製菓をチェックしました。

番号メーカー名商品名原材料
1ロッテカルピスアイスバー乳製品・異性化液糖・水あめ・砂糖・植物油脂・食塩/安定剤(増粘多糖類)・酸味料・乳化剤・香料・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物
2UHA味覚糖VC-3000のど飴(マスカット・ピンクグレープフルーツも同じ)還元パラチノース・還元水飴・ハーブエキス・カリンエキス・濃縮レモン果汁/ビタミンC・香料・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、ステビア)・着色料(ウコン)
3UHA味覚糖男梅ソフトキャンデー砂糖・水飴・梅干しパウダー・食用精製加工油脂・食塩・ゼラチン/酸味料・ソルビトール・増粘剤(アラビアガム)・乳化剤・調味料(アミノ酸等)・香料・ステアリン酸カルシウム・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)・着色料(アントシアニン、紅麹)・(一部にゼラチンを含む)
4江崎グリコポスカ<クリアミント>・<グレープ>(ガム)※クリアミントの原材料 マルチトール・リン酸化オリゴ糖カルシウム・でん粉・ゼラチン/甘味料(キシリトール、アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK)・ガムベース・香料・増粘剤(アラビアガム)・加工デンプン・光沢剤・クチナシ青色素・(一部にゼラチンを含む)
5江崎グリコBREO SUPER<クリアミント>(ガム)還元パラチノース(国内製造)、米こうじエキスパウダー/ソルビトール、乳化剤、香料、微粒酸化ケイ素、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)、ステアリン酸Ca、茶抽出物、着色料(クチナシ)、(一部にゼラチンを含む)
6江崎グリコポスカF歯科用<ペパーミント>マルチトール・リン酸化オリゴ糖カルシウム・でん粉・緑茶エキスパウダー・ゼラチン/甘味料(キシリトール、アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK)・ガムベース・香料・増粘剤(アラビアガム)、加工デンプン、光沢剤、クチナシ青色素・(一部にゼラチンを含む)
7ロッテクールミントガムマルチトール・エリスリトール・還元パラチノース・ゼラチン・ウーロン茶抽出物/ガムベース・甘味料(キシリトール、アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK)・香料・軟化剤・クチナシ色素
8ロッテグリーンガムマルチトール・エリスリトール・還元パラチノース・ゼラチン・乾燥ペパーミント・ウーロン茶抽出物/ガムベース・甘味料(キシリトール、アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK)・香料・軟化剤・着色料(銅葉緑素)
9ロッテブラックブラックガム砂糖・ぶどう糖・水あめ・還元パラチノース・エリスリトール・ゼラチン・ウーロン茶抽出物・イチョウ葉抽出物・菊花抽出物/ガムベース・香料・軟化剤・カフェイン・着色料(カカオ、クチナシ)・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK)
10ロッテキシリトールガム<ライムミント><フレッシュミント><クリアミント><グレープ><ピーチ>※ライムミントの原材料 マルチトール・甘味料(キシリトール、アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)・ガムベース・香料・増粘剤(アラビアガム)・光沢剤・リン酸一水素カルシウム・フクロノリ抽出物・着色料(紅花黄、クチナシ)・ヘスペリジン・(一部にゼラチンを含む)
11ロッテキシリトールガム<フレッシュミント>マルチトール・甘味料(キシリトール、アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)・ガムベース・香料・増粘剤(アラビアガム)・光沢剤・リン酸一水素カルシウム・フクロノリ抽出物・ヘスペリジン・(一部にゼラチンを含む)
12ロッテフルーティオ アソートファミリーボトル※こだわりぶどうの原材料 マルチトール・ぶどう果汁パウダー・マスカット果汁パウダー・植物油脂/ガムベース・甘味料(キシリトール、アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK)・増粘剤(アラビアガム)・酸味料・香料・光沢剤・着色料(野菜色素、クチナシ)・(一部にゼラチンを含む)
13ロッテACUO<グリーンミント><クリアブルーミント><クリスタルクール><クリアシトラスミント>※グリーンミントの原材料 マルチトール・エリスリトール・植物油脂・ルブス抽出物・還元パラチノース/甘味料(キシリトール、アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK)・ガムベース・香料・増粘剤(アラビアガム)・光沢剤・V.P・着色料(銅葉緑素、紅花黄、クチナシ)・ペルオキシダーゼ・(一部にゼラチンを含む))
14ロッテFit’s<グレープミックス><氷レモン><オリジナルミント>※グレープミックスの原材料 マルチトール・エリスリトール、還元パラチノース・植物油脂・グレープ果汁加工品・ゼラチン・ウーロン茶抽出物/ガムベース・甘味料(マンニトール、アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK)など
15ロッテフリーゾーンガム<レモン><ミント>砂糖・ぶどう糖・水あめ・還元パラチノース・エリスリトール・ウーロン茶抽出物/ガムベース・酸味料・香料・軟化剤・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK)・紅花色素・(一部にゼラチンを含む)
16ロッテ歯につきにくい ブルーベリーガム砂糖・水あめ・ぶどう糖・還元パラチノース・ゼラチン・ウーロン茶抽出物/ガムベース・酸味料・軟化剤・香料・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK、スクラロース)・アントシアニン色素

アイスや甘いスナック菓子など調べましたが、意外とアスパルテームは使われていませんでした。正直、6つのカテゴリーの中でも一番数があり、300個は調査したもののアセスルファムKやスクラロース辺りがほとんど。

ただし、ガムだけは例外でアスパルテームがよく使われています。もちろん使用していないガムもありますが、アスパルテームを使ったものがかなり多いので、気になるなら食べる前に原材料をチェックしてみてください。

⑤「調味料・加工品」でアスパルテームを含む食品リスト

調味料・加工品では味付けのために使われるもの・フリーズドライ(スープ・スティック飲料)・栄養補助食品などを調べました。調査メーカーは森永・味の素AGF・ネスレです。

番号メーカー名商品名原材料
1森永甘酒(フリーズドライ)酒粕・米麹・砂糖・水溶性食物繊維・食塩/甘味料(アスパルテーム・L−フェニルアラニン化合物
2森永甘酒粉末タイプ酒粕・砂糖・デキストリン・食塩・米麹粉末/香料・安定剤(キサンタンガム)・甘味料(アスパルテーム・L−フェニルアラニン化合物
3森永甘酒<しょうが>(フリーズドライ)酒粕・米麹・砂糖・デキストリン・しょうが・食塩・水溶性食物繊維・粉末しょうが・甘味料(アスパルテーム・L−フェニルアラニン化合物)・しょうが抽出物
4森永おしるこ(フリーズドライ)つぶあん・こしあん・乾燥あん・食塩/甘味料(アスパルテーム・L−フェニルアラニン化合物)・増粘剤(キサンタンガム)
5味の素AGFブレンディ スティック(カフェオレ・紅茶・ココアなど)※カフェオレの原材料 クリーミングパウダー・インスタントコーヒー・砂糖 / pH調整剤・乳たん白・香料・乳化剤・調味料(アミノ酸等)・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK)、微粒酸化ケイ素
6味の素AGFアミノエール ゼリータイプロイシン40エリスリトール・果糖・りんご果汁/甘味料(ソルビトール、キシリトール、アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物など
7味の素AGFアミノバイタル(GOLD・プロなど)※GOLDの原材料 還元麦芽糖・ロイシン・リジン・バリン・イソロイシン・スレオニン・フェニルアラニン・ショ糖脂肪酸エステル・クエン酸・メチオニン・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK)
8味の素AGFノ・ミカタアラニン、グルタミン、クエン酸、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)、香料
9味の素AGFパルスイートとパルスイート カロリーゼロ※パルスイートの原材料 粉末還元麦芽糖水飴・エリスリトール・食物繊維(還元難消化性デキストリン)/アラニン・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK)・香料・ポリグルタミン酸
10ネスレネスカフェ エクセラ(ふわラテ・ミルクティーなど)※ふわラテの原材料 コーンシロップ・植物油脂・コーヒー・脱脂粉乳・デキストリン・カゼイン・食塩・乳糖/pH調整剤、炭酸カルシウム・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK)・カゼインNa・香料
11ネスレネスカフェ ゴールドブレンド 大人のご褒美(カフェラテ・カプチーノなど)※カフェラテの原材料 コーンシロップ・植物油脂・脱脂粉乳・コーヒー・砂糖・キャラメルパウダー・デキストリン・乳糖・カゼイン・食塩/pH調整剤・カゼインNa・炭酸カルシウム・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物

調味料や加工品では、スティック飲料や栄養補助食品でアスパルテームの使用が見られました。意外とフリーズドライや粉末の甘酒でも使用されているのが驚きですね。

⑥「プロテイン」でアスパルテームを含む食品リスト

ここではプロテインのみ調査しました。調査メーカーは明治・VALX・マイプロテイン・kentai・江崎グリコ・日本新薬・エクスプロージョン・G.Oホールディング(FIXIT)・Be Legend・DNS・ALPRON・LYFT・ファインプロ・武内製薬・GOLD’S GYM(ゴールドジム)・ULTORAとなります。

番号メーカー名商品名原材料
1明治ザバス アドバンスト ホエイプロテイン100(ココア・ヨーグルト)※ココア味の原材料 乳清たんぱく・ココアパウダー・植物油脂・食塩/乳化剤・香料・V.C・増粘剤(プルラン)・味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、スクラロース、アセスルファムK)など
2明治ザバス ソイプロテイン100(ココア・ミルクティー・ソイミルク)※ココア味の原材料 脱脂大豆たんぱく・ココアパウダー・デキストリン・植物油脂・食塩/乳化剤・増粘剤(プルラン)・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、スクラロース、アセスルファムK)など
3明治ザバス プロ ウェイトダウン(チョコレート・ヨーグルト)※チョコレート味の原材料 脱脂大豆たんぱく・ココアパウダー・食塩・植物油脂・ガルシニアエキス/炭酸Ca・増粘剤(プルラン)・乳化剤・香料・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、スクラロース、アセスルファムK)など
4明治ザバス for Woman
シェイプ&ビューティ(ミルクティー・チョコレート)
※ミルクティー味の原材料 脱脂大豆たんぱく・デキストリン・魚コラーゲンペプチド・紅茶エキスパウダー・食塩/炭酸Ca・炭酸Mg・増粘剤(プルラン)・カラメル色素・V.C・乳化剤・香料・甘味料(スクラロース、アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK)など
5明治ザバス アクア ホエイプロテイン100(グレープフルーツ)乳清たんぱく・砂糖/クエン酸・クエン酸Na・乳化剤・増粘剤(プルラン)、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、スクラロース、アセスルファムK)など
6明治ザバス
カゼイン&ホエイ MPC100
乳たんぱく質・ココアパウダー・デキストリン・植物油脂・食塩/甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、スクラロース、アセスルファムK)など
7明治ザバス ジュニアプロテイン(ココア)乳清たんぱく・デキストリン・ココアパウダー・植物油脂・食塩/炭酸Ca・炭酸Mg・乳化剤・V.C・香料・ピロリン酸第ニ鉄・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、スクラロース、アセスルファムK)など
8明治ザバス プロ アドバンスト ホエイプロテイン
プレミアム
乳清たんぱく・乳清ペプチド・ココアパウダー・植物油脂/炭酸Ca・炭酸Mg・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、スクラロース)など
9VALXVALX ホエイプロテイン(チョコレート・カフェオレ・ベリーなど)※チョコレート味の原材料 乳清たんぱく・ココアパウダー・食用植物油脂・食塩・マルトデキストリン/香料・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、スクラロース)など
10VALXVALX ソイプロテイン(チョコレート・マンゴー・生キャラメル)※チョコレート味の原材料 大豆たんぱく・ココアパウダー・食塩・植物油脂・マルトデキストリン/香料、甘味料(ステビア、アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、スクラロース)など
11VALXVALX ダイエッタープロテイン(ガトーショコラ・抹茶ぜんざい)※ガトーショコラ味の原材料 乳清たんぱく・大豆たんぱく・イヌリン・ココアパウダー・食塩/香料・甘味料(ステビア、アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、ラカンカ抽出物)など
12kentaiKentai パワーボディ100%ホエイプロテイン(ミルクチョコ・ストロベリー・バナナラテ)※ミルクチョコ味の原材料 乳清(ホエイ)たんぱく・ココアパウダー・デキストリン・イヌリン/クエン酸カリウムレシチン(大豆由来)・香料・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、スクラロース)など
13kentaiウェイトダウン ソイプロテイン(ココア・バナナ・ストロベリー・)大豆たんぱく・脱脂粉乳・水溶性食物繊維・ココア・レシチン(大豆由来)・香料・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、スクラロース)など
14江崎グリコパワープロダクション プロテイン マックスロードホエイプロテイン(チョコレート・ストロベリー)※チョコレート味の原材料 乳清たんぱく・ココアパウダー・デキストリン・食塩・中鎖脂肪酸トリグリセリド/グリシン・炭酸Ca・V.C・香料・甘味料(ソーマチン、アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、スクラロース、アセスルファムK)など
15江崎グリコエキストラアミノアシッド プロテインデキストリン・乳清ペプチド・発酵乳パウダー・還元パラチノース・オルニチン・グルタミンペプチド・カンカエキス末・グリコーゲン・セレン含有酵母/アルギニン・硫酸Mg・クエン酸・香料・リジン・炭酸Ca・グルコン酸亜鉛・V.C・乳化剤・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)など
16江崎グリコエキストラオキシドライブ ホエイプロテイン乳清たんぱく・デキストリン・食塩/パプリカ色素・香料・クエン酸・V.C・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、スクラロース、アセスルファムK)など
17日本新薬ウィンゾーン ホエイ プロテイン(サワーストロベリー・バニラ・バナナなど)※サワーストロベリーの原材料 ホエイたんぱく・デキストリン・食塩・ドロマイト・亜鉛含有酵母/酸味料・ヒマワリレシチン・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、スクラロース)など
18日本新薬ウィンゾーン ソイプロテイン (きなこショコラ)大豆たんぱく・ドロマイト・食塩・食物油脂・亜鉛含有酵母・植物性乳酸菌(殺菌)・デキストリン/香料・乳化剤・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、スクラロース、アセスルファムK)など
19G.Oホールディング(FIXIT)FIXIT DAILY BASIC ホエイプロテイン(バニラ・バナナフルーツミックスなど)※バニラ味の原材料 乳清たんぱく濃縮物・食塩/香料・植物レシチン・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物
20G.Oホールディング(FIXIT)FIXIT MAKE BALANCE ソイプロテイン(ココア・抹茶)※ココア味の原材料 脱脂大豆・ココア粉末・難消化デキストリン・食塩・乳酸菌粉末/香料・サンゴカルシウム・炭酸マグネシウム・植物レシチン・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK)など
21DNSDNS プロテイン ホエイプロテイン SP(チョコレート・フルーツミックス・ヨーグルト)※チョコレート味の原材料 ホエイたんぱく・HMBカルシウム・ココアパウダー・L-シトルリン・チョコレート・食塩/L-グルタミン・L-アルギニン・香料・ココア色素・乳化剤・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)・グルコン酸ナトリウム
22DNSDNS プロテイン ホエイプロテイン HMB&クレアチン(HC) エナジードリンク風味ホエイたんぱく・クレアチンモノハイドレート・HMBカルシウム・植物油脂/香料・酸味料・乳化剤・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物・スクラロース・アセスルファムK)・着色料(クチナシ)
23DNSDNS ホエイプロテイン クリアテイスト (CT)(ライチ・スポーツドリンク)※ライチ味の原材料 ホエイたいんぱく・デキストリン/乳化剤・酸味料・香料・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物・スクラロース・アセスルファムK)
24DNSDNS ザ プロテイン ストロベリー風味ホエイたんぱく・デキストリン・食用油脂・食塩/酸味料・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物・スクラロース・アセスルファムK)・香料・乳化剤・着色料(紅麹)
25DNSDNS ホエイ プロテイン ビタミン For Trainingホエイたんぱく・ココアパウダー・デキストリン・食用油脂(大豆を含む)・食塩/ビタミンC・乳化剤・甘味料 (アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK、スクラロー ス)など
26ALPRONALPRON WPC プロテイン(チョコチップミルクココア・チョコレート・ストロベリーなど)※チョコチップミルクココアの原材料 乳清たんぱく濃縮物・ビスケットチップ・ココアパウダー・食塩/調味料(アミノ酸)・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)など
27ALPRONALPRON ソイプロテイン(イチゴミルク・ココアミルク・ミルクティーなど)※イチゴミルクの原材料 分離大豆たんぱく・有胞子性乳酸菌粉末/乳化剤・V.C・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)など
28ALPRONALPRON ウェイトダウン(レモンヨーグルト・白桃)※レモンヨーグルトの原材料 分離大豆たんぱく・ポリデキストロース・L-カルニチン酒石酸塩・食塩・有胞子性乳酸菌粉末/クエン酸・乳酸Ca・塩化Mg・V.C・乳化剤・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、スクラロース)など
29ファインプロファインプロ ホエイプロテイン100乳清たんぱく(乳成分を含む)、澱粉分解物、ココアパウダー、粉末油脂/乳化剤(大豆由来)、香料、V.C、甘味料(スクラロース、アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、ステビア)など
30武内製薬ザプロ プロテイン ホエイ※レモンヨーグルトの原材料 ホエイたんぱく濃縮物・デキストリン・食塩/酸味料・乳化剤・香料・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)など
31武内製薬ザプロ ソイプロテイン※黒ごまきなこの原材料 大豆たん白・デキストリン・きな粉・粉末黒ゴマ・食塩、乳等を主要原料とする食品・植物性乳酸菌粉末/香料・乳化剤・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)など
32武内製薬ザプロ ウエイトゲイナー プロテイン※ココアの原材料 デキストリン・ホエイたんぱく濃縮物・ココアパウダー・クリーミングパウダー・食塩・香料・乳化剤・甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)など

調査した中で、アスパルテームを使っている食品が最多となったのはプロテインでした。プロテインはチョコレートやストロベリーなど多数の味があり、それぞれ甘みを付けるために甘味料を使用しています。調査してみると、ステビアといった天然の甘味料もありましたが、多くのメーカーがアスパルテームでした。

なお、アスパルテームを摂取したくない方は、以下の方法を使えば大丈夫です。

ちなみに、味によって原材料が変わるため、同じメーカーの同じ製品でもチョコレート味にはアスパルテームが入っているけど、ベリー味なら入っていないということが普通にあります。ですので、プロテインを買う際は味ごとに原材料をチェックすることをおすすめします。

アスパルテームの発がん性はどのくらいの危険性?

アスパルテームの発がん性は、どのくらい危険性があるのかこちらで詳しく解説します。

まずIARC(国際がん研究機関)が発表した発がん性リストとは何か解説し、そこからアスパルテームの危険性と今後について調査結果まとめてあります。

IARC(国際がん研究機関)の発がん性リストとは?

IARCとは国際がん研究機関(英語名:International Agency for Research on Cancer)の略称で、WHO(世界保健機関)の外部組織になります。

がんの発生メカニズムの研究はもちろん、化学物質やウイルスなど様々ものの発がんリスクの評価などを行っている機関です。日本も参加していて、アメリカやフランス、ドイツ、インドなど様々な国が関わっています。

本題であるIARCの発がん性リストとは、以下のように4つのグループで「発がん性の科学な根拠」を示したリストです。

グループ名意味分類されているもの
グループ1発がん性があるたばこ・アルコール・紫外線など
グループ2A恐らく発がん性がある65度以上の飲料・シフト勤務・アクリルアミドなど
グループ2B発がん性がある可能性があるアスパルテーム・漬物・わらびなど
グループ3発がん性について分類できないカフェイン・サッカリンなど

グループ1は科学的に発がん性があると確認されているもので、確かに分類されているたばこやアルコール、紫外線は聞いたことがありますね。

そこから、グループ3に下がっていくほど科学的な根拠は少なくなり、今回アスパルテームはグループ2Bに追加されてました。次で詳しく解説しますが、2Bに入ったからと言って使用を禁止するほどではなく摂取しても問題はありません。

現時点でアスパルテームの発がん性を心配する必要はない

次の理由から、アスパルテームを「発がん性があるから……」と避ける必要は全くありません。

  • 発がん性リストは発がん性の科学的根拠のみで、発がん性の強さやどのくらい摂取すると発がんリスクになるかなどは考慮していない
  • アスパルテームの発がん性はかなり多量に摂取しないと出ず、500ml入りの炭酸飲料なら1日で10缶以上は飲む必要がある
  • 一般的な人なら発がんリスクが上昇する量まで一日で摂取することはまずない

なお、アスパルテームの一日の許容量は海外ですが以下のようになっています。

欧州食品安全機関(EFSA)40mg/kg体重
米国食品医薬品庁(FDA)50mg/kg体重

もし体重65kgの人がいたとしてアスパルテームは、最大で1日2.6~3.25g(2600~3250mg)は摂取して良いことになります。

食品に含まれているアスパルテームの量は公表されていませんが、調べたら社会福祉法人の恩賜財団母子愛育会が様々な食品のアスパルテームの量をまとめた資料をサイトで公表しています。

この資料を引用するとコカ・コーラ社の「コカコーラ ゼロ 500ml」は、100mlで39.2mgのアスパルテームを含むとなっています。(※現在ではリニューアルされており、コカ・コーラ ゼロはアスパルテームを含まないことを確認しています。

全部飲んでも195mgにしかならず、欧州食品安全機関(EFSA)の2600mgを超えるには500ml缶を14本(7リットル分)ほど飲まないといけません。

このことからも、一般的な人ならアスパルテームの一日の許容量を超えることはないので、発がん性を心配する必要はないでしょう。

より詳しくは食品安全委員会の「アスパルテームに関するQ&A」をご覧ください。

アスパルテームが国に禁止される可能性はあるか?

現時点では、アスパルテームを摂取したからといっても直ちに発がんリスクが上がる訳ではないので、国から規制される可能性はほとんどありません。

そもそもIARCの発がん性リストのグループ2Bは、発がん性があるではなく「可能性があるかも」といったレベルです。確かにアスパルテームは動物実験で発がん性が確認されたことがありましたが、それは多量に与えた場合になります。

上でも書きましたが、一日の許容量は40mg/kg体重とかなり多いため、一般的なアスパルテーム入りの食品を食べたからといって発がん性が上がるリスクはそこまでありません。

そのため、今後何かしら大きなデメリットが判明しない限りはアスパルテームが規制されることはほぼないでしょう。

まとめ:アスパルテームに関するデマも多いので冷静な判断を!

人工甘味料はデマも多く、過剰に危険だと宣伝している方もいらっしゃいます。グループ2Bの一つ上の2Aには、実は赤身肉や65度以上の熱い飲料も入っています。こちらも一般的な量なら問題なく、常識を超えて毎日大量に摂取する場合は、発がんリスクを上げてしまう可能性があります。

そもそも、アスパルテームの1日の許容量は40~50mg/kg体重と多いので、販売されている食品で超えてしまうことはほぼないでしょう。このことからも、今回の発表を過剰に恐れる必要はありません。

デマに踊らされないためにも、実際にどうなのか情報を集め冷静に判断していくことが大切です。

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