耳が聞こえないと、コミュニケーションから電話やテレビ視聴など日常生活が本当に大変になりますよね。
実は、近年では聴覚障害をサポートしてくれる便利な道具がたくさん販売されるようになりました。
そのため、それらを利用することで耳が聞こえなくなっても、一昔とは比べ物にならないほど快適な生活が送れるようになっています。
管理人は両耳とも重度の感音性難聴で聴力は100dBなため、聞こえなくなった小学生の頃から様々な道具の助けを借りて生活して来ました。
「もし自身が難聴で生活に困難を感じている・家族が難聴でトラブルが起きている」なら、この記事の道具を導入することで解決できると思います。
聴力レベルや難聴の種類によっては全然効果ない道具もあるので、まずはどのくらい聞こえるのか把握してから選ぶと失敗がありませんよ!
- 買う前に「買っても効果なかった!」を防ぐ方法を知ろう
- 「軽度~中度難聴」補聴器も合わせれば聞き取れる方に便利な道具
- 「高度~重度難聴」補聴器ありでも会話が聞き取れない方に便利な道具
- まとめ
買う前に「買っても効果なかった!」を防ぐ方法を知ろう
便利な道具をご紹介する前に、知っておくべき事前情報として「買っても効果なかった!」という問題を防ぐ方法をお伝えします。
なぜ効果がないのかというと、道具自体が駄目だった訳ではなくその人の難聴の状態に合ってない道具を選んでしまったからです。
便利な道具は、前提条件としてある一定の聴力レベルが必要なものもあります。
聴力レベルがそれよりも下だと、せっかく購入しても聞こえず意味が無かったということが起きる訳ですね。
後悔しないためにも道具を購入する前に、難聴になっている方の聴力レベルと難聴の種類を把握してください。
聴力レベルと難聴の種類は、下の表にまとめてあります。
聴力レベルと難聴の程度(障害者等級) | |
軽度難聴 | 25~40dB |
中度難聴 | 40~70dB |
高度難聴 | 70~90dB |
重度難聴 | 90dB以上 |
※dBはデシベルと読み、数値が大きいほど聞こえにくくなります。
聴力レベル判定の大まかな目安 | |
軽度難聴 | 普通の会話は聞き取れるが、小さな音が聞こえにくい |
中度難聴 | 普通の会話が聞こえにくい |
高度難聴 | 大きな声でも聞き取りにくい |
重度難聴 | 耳元で大きな声を出しても聞こえない |
ちなみに、管理人は左右どちらも100dBで重度難聴に区分されます。
補聴器を使わない限り、音は何も聞こえません。耳元で叫ばれてもまったく聞こえないので、音声によるコミュニケーションはほぼ不可です。
聴覚障害の種類 | |
伝音性難聴 | 何らかの原因で、耳の奥まで音が届きにくくなっている状態 |
感音性難聴 | 耳の奥にある音を電気信号に変えて脳に流す、蝸牛という所が損傷している状態 |
混合性難聴 | 伝音性と感音性のどちらの症状もある状態。 |
症状の重さにもよりますが、伝音性の場合は補聴器で音を大きくすると耳の奥まで届くようになるので聞こえるようになる可能性があります。
感音性難聴については蝸牛が損傷しているので、音を大きくしても脳に正常に届かなくなります。だから重度になると、補聴器を付けても会話を聞き取れない場合がほとんど。
管理人も重度の感音性難聴ですが、補聴器を付けると声らしき音はするのですが何と言っているのか全く判別できません。これは脳に正しく伝わらないので、脳が理解できないからですね。
混合性の方はあまりいませんが、人によって伝音性と感音性どちらかが強く出る特徴があります。
このように聴覚障害はそれぞれ特徴があるため、例えば重度で感音性難聴の方にテレビ用のスピーカーを導入しても意味はありません。
重度だと相当に音量を上げないと聞こえませんし、そもそも蝸牛を損傷しているので会話がほぼ聞き取り困難だからです。
そのため、もし家族が重度の感音性難聴でしたら音量を上げる物ではなく、会話を文字として表示する機械を使うといったアプローチにする必要があります。
今回は軽度~中度難聴と高度~重度難聴の2つに分けて、それぞれで便利な道具をご紹介しています。
耳の状態はどちらなのかまず把握してから、合う方の道具を導入しましょう。
「祖父や祖母の耳が遠くなってしまい、何度も聞き返されてイライラする」という話を、誰かから一度は聞いたことがあるでしょう。
実は高齢者が掛かる老人性難聴は感音性難聴ですので、蝸牛が損傷してしまうために補聴器や集音器を付けても聞き取りにくくなっています。
この問題については、下のリンクより行ける別記事で詳しく解説していますので悩んでいるならぜひご覧ください。
「軽度~中度難聴」補聴器も合わせれば聞き取れる方に便利な道具
こちらは聴力が残っているので、ある程度は会話を聞き取ることが出来る軽度から中度難聴の方向けの便利な道具です。
なお、分かりやすいようにコミュニケーション・テレビの視聴・電話の3つのカテゴリに分けて、それぞれ道具を紹介しています。
軽度~中度難聴のコミュニケーションを改善する便利な道具
難聴の症状が軽いなら、普段の会話は聞き取ることができるでしょう。でも、小さな音が聞こえにくかったり周囲が騒がしいと聞き取りが悪化したりとコミュニケーションで問題が出てきます。
ここでは、軽度から中度難聴を対象とした、コミュニケーションに役立つ便利な道具をご紹介します。
「みみ太郎」を使えば音の方向や距離感も分かるようになる
みみ太郎は他の集音器や補聴器と違い、音の方向や距離感が分かるのが特徴の集音器です。
3つのポイントで紹介!
- 耳の形を再現した特殊な形状で、音の方向や距離感が分かる
- 耳掛けタイプ・ポケットタイプ・本体集音タイプの3つあり
- 耳掛けタイプは1台で両耳に使える!
みみ太郎は耳の形を再現することで、音の方向や距離感が分かるようにした特殊な集音器です。
一般的な補聴器は、音の方向や距離感が分からないというデメリットがどうしてもあります。
これが結構不便で、例えば自分の名前を呼ばれたときに音の方向や距離感が不明なので「どこから呼ばれたか分からない」といった事が起きます。
こういう音の方向や距離感が分からず困っている時は、「みみ太郎」を使ってみてください。
一般的な補聴器や集音器とは違いみみ太郎なら音の方向や距離感が分かるので、自然な聞こえが実現できますよ。
※みみ太郎は高度難聴まで対応していますが、重度難聴には対応していません。本当に聞こえるか不安な方は、公式サイトで10日間無料貸し出しをしていますので購入前に試してみてください。
音の方向が分かるのは、次の3つがあるからです。
①両耳に音が届く際の、音の大きさの差が違う(右側で音が起きたら、左耳の音量は距離があるので小さくなる)
②両耳に音が届く際に、位置によって届くタイミングが違う(右側で音が出たなら、左側は少しだけ遅れて届きます)
③耳の形である耳介による効果(耳の独特な形により、後方からの音は周波数が低く感じる)
みみ太郎は③の耳介の効果に注目し、耳の形を再現することで音の方向や距離感を感じられるようにした特殊な集音器になります。
「Olive Smart Ear Plus」で周囲の音を大きくして聞き取りやすく
見た目がワイヤレスイヤホンの集音器。アプリから様々な周波数を細かく調整することで、自分の耳の状態に合わせることができます。
3つのポイントで紹介!
- 見た目はワイヤレスイヤホンの集音器で、補聴器の形状が嫌な方も使いやすい
- スマホアプリと連動することで細かい調整が可能
- 他の集音器と同じく、雑音を除去し相手の音声をクリアに聞こえる機能つき
補聴器はデザインが嫌だという方は、ワイヤレスイヤホン型の「Olive Smart Ear Plus(オリーブスマートイヤープラス)」がおすすめです。
見た目は普通のワイヤレスイヤホンですが、補聴器や集音器と同じ機能付き。これを耳に付けておくだけで、周囲の音を増幅させて聞き取りやすくできます。
Olive Smart Ear Plusは、50dBまで対応なので中度難聴の方までなら使用可能。
細かい設定は、スマホやタブレットからアプリを使って行います。
一般的な集音器より小さいですが、雑音の除去すやハウリング防止など必要な機能は一通り付いています。
周波数をごとに聞こえを細かく設定できるため、時間は掛かりますが自分の耳の状態に合わせた設定にすることも可能です。
「ソニー 首かけ集音器」を使えば会話やテレビの音を聞き取りやすくなる
周囲の音を増幅して、聞き取りやすくする首かけ式の集音器。雑音のカットや自分の声を自動調整など、細かい機能がたくさん付いています。
3つのポイントで紹介!
- 周囲の音を増幅させて聞き取りやすくしてくれる首掛け式の集音器
- 雑音を自動でカットして聞き取りやすくしてくれる
- ハウリング防止や自分の声が大きく聞こえないように抑えてくれる機能つき
首に掛けて使う集音器で、耳が少し遠くなってきたけど補聴器を付けるまでもないという状況におすすめです。
一般的な集音器は、周りの雑音まで大きくしてしまうので騒がしい所だと特に聞き取りにくくなってしまいます。
しかし、ソニーの首かけ集音器は、騒がしい所でも内蔵された機械が周囲の音を解析して雑音をカットしてくれるので安心。
騒がしい所でも、相手の会話のみが聞こえるので聞き取りやすくなります。
さらに自分が話すときは音量を自動で抑えて自分の声が大きく聞こえ過ぎるのを防ぎ、他にはハウリング防止機能なども搭載。
大手メーカーのソニー製だけあって役立つ機能がたくさん付いていて自動で行ってくれるので、難聴でも日常生活が快適になる使いやすい集音器です。
「アネックス 高感度集音器」は4000円ほどで入手できる激安集音器
わずか4000円で購入できるシンプルな集音器。自分で調整する必要はありますが、雑音カットといった基本的な機能は付いています。
3つのポイントで紹介!
- わずか4000円ほどと、販売されている集音器の中でも低価格
- 音量を左右で調整できるので、片耳だけの難聴にも使える
- 自分で設定する必要があるものの、高音・低音をカットして雑音を抑えられる
集音器はソニー製が人気ですが、価格が1万円を超えるためちょっと導入しにくいという方もいらっしゃいます。
そういう方は、アネックスが販売している高感度集音器がおすすめです。
アネックス製は小型の集音器で、4000円ほどで購入できるため人気になっています。
安価ではありますが、自分で設定する必要があるものの設定することで不要な雑音をカットすることも可能。
また、音量を左右別に調整できるため、片耳だけ難聴になっているという方にもぴったりですよ。
ソニー製と比較してみると、ソニー製は多機能で雑音のカットなども機械が自動的に行ってくれます。
アネックスの方は、機能はシンプルで高音・低音と自分でカットしたい周波数を設定する必要があるという点が大きな違いです。
軽度~中度難聴でよくあるテレビ視聴の悩みを解決する便利な道具
軽度から中度の難聴で、よくある悩みがテレビ視聴時の音量に関する問題です。難聴になると音量を上げないと聞こえませんが、上げすぎて家族からうるさいと怒られたり騒音になって近所とトラブルになったり……。
この問題はよくありますが、便利な道具を導入することで解決できますよ!
「ミライスピーカー」で家族とテレビの音量で揉めなくなる!
聞き取りやすいクリアな音声にしてくれるスピーカー。音量を上げなくても良いので、騒音問題が解決できたと評判になっています。
3つのポイントで紹介!
- テレビの音声を、聞き取りやすい音声に変換してくれる
- 変換された音声は距離で減衰しにくいので、離れた所にいても聞き取りやすい
- 音量を上げなくても聞き取りやすいので、健聴者と一緒にテレビ視聴ができる
近年、軽度~中度の聴覚障害者に評判になっているのが「ミライスピーカー」です。
難聴になるとテレビの音量を上げないと聞き取れませんが、家族からすればうるさいのでケンカになることがよくあります。
ミライスピーカーを使えば音量を上げなくてもはっきりと聞き取れるので、家族と一緒にテレビを見られるようになったと評判になっています。
ミライスピーカーの特徴は、テレビの音声を難聴でもはっきりと聞き取りやすい形に変換してくれる点です。
普通はスピーカーから離れると、音は減衰するので聞き取りにくくなりますよね。
ところが、ミライスピーカーで変換された音は距離があっても減衰しにくいので、離れた位置にいても何と言っているかはっきりと分かるようになります。
これは特殊な湾曲した板が振動することで、距離があっても減衰しにくい音を出せることによります。
なかなか面白い仕組みなので、難聴者と健聴者でテレビの音量で困っている家庭は解決できる可能性がありますよ。
「ソニー 手元スピーカー」でテレビの音声をすぐ近くから出せる
テレビの音をすぐ近くから出すことで、聞き取りやすくするスピーカー。リモコン機能も付いているので便利ですよ。
3つのポイントで紹介!
- テレビの音声を、すぐ近くから出すことができるので聞き取りやすくなる
- スピーカーにリモコン機能も付いているので、チャンネルや音量の変更ができる
- はっきり声機能で、難聴者にも聞き取りやすい音声に変換できる
軽度難聴でテレビの音声が聞き取りにくい方に、もう一つおすすめなのがソニーの手元スピーカーです。
その名称の通りにテレビの音声を、すぐ近くから出すことが出来るスピーカー。当たり前ですが音源に近いほど音が大きく聞き取りやすくなるので、たったこれだけで難聴でも聞こえやすくなります。
それに加えて手元スピーカーにも難聴者に聞き取りやすい音声に変換する、「はっきり声」という機能が付いているのでより聞き取りやすく。
テレビと対応したリモコンも付いているので、スピーカーからチャンネル変更や音量の変更も可能と便利ですよ。
ちなみに、先ほどのミライスピーカーとの違いは、こちらはすぐ近くからテレビの音声を出す形であちらは減衰しにくい音声に変換という点です。
文字起こしや同時通訳などできるワイヤレスイヤホン「Du Smart Buds」
集音器としての機能はありませんが、なぜか文字起こし機能が付いているワイヤレスイヤホン。字幕のないYoutube動画の視聴などに使えます。
3つのポイントで紹介!
- ノイズキャンセリング付きのワイヤレスイヤホン
- 文字起こし機能が付いていて、音声を文字として表示してくれる
- 同時通訳や対話翻訳など、様々な機能が付いている
中国のBaiduが作成したノイズキャンセリングワイヤレスイヤホンで、集音器としての機能は付いていません。
しかし、周囲の音声を読み取って、リアルタイムで文字起こししてくれる機能が搭載されています。
文字起こしは、アプリから起動できる機能。イヤホンかスマホのどちらで録音するか選び、選択した方で録音しつつ自動的にスマホの画面に音声を文字として表示していきます。
周囲が騒がしかったり複数の人が喋ったりする場合は難しいですが、1対1で喋るなら実用的なレベルの精度で文字に変換してくれます。
文字起こしの用途としては、例えば字幕が無く聞き取りにくいYoutubeといった動画を再生するときに同時に文字起こしすればなんと言っているか分かりますね。
また、外国語で喋っている動画でも、同時通訳機能を使えば日本語としてどんどん表示されるので分かるようになります。
もう一つ対話翻訳はチャット方式で行う、外国語の翻訳機能です。
軽度~中度難聴でよくある電話の悩みが無くなる便利な道具
電話での会話が聞き取りにくく、毎回使うたびに非常に疲れるという方は多いでしょう。実際に相手が目の前にいる時と違って、電話の音声は相手の口の動きを読むといったことはできませんので難しいですよね。
しかし、電話にも難聴者にとって便利な道具が販売されていますので、そういった物を活用することで快適になりますよ。
「スマイルキッズ 電話の拡声器Ⅲ」で電話の音を大きく!
電話に取り付ければ、電話機の音量以上に音を増幅して聞き取りやすくできます。
3つのポイントで紹介!
- 電話機が設定できる音量以上に、音を大きくできるので聞き取りやすくなる
- 取り付けが簡単にできるので、どなたでも使いやすい
- 価格が1台3000円前後と安い
電話機の音量を上げても聞こえにくいという時は、会話の音声をより大きくできる「スマイルキッズ 電話の拡声器III」という便利な道具があります。
これを取り付けることで、電話機の音量を超えた大きさにできるため聞き取りやすくなりますよ。
価格はわずか3000円前後ですので、導入しやすい便利な道具です。
使い方は、電話機の本体→電話の拡声器Ⅲ→受話器といった感じに、モジュラーケーブルで繋げるだけ。
後は電源を入れてから、真ん中のつまみで音量を調整していきます。
注意点としてどのような電話機にも装着できる訳ではなく、取り付け可能は受話器と本体がモジュラーケーブルで繋がっていて取り外しできるもののみとなっています。
ちなみに、他の拡声器は、下のリンクより開ける当ブログの別記事にまとめてありますのでご覧ください。
当ブログ別記事「【聞き取りにくい時に!】電話用の拡声器おすすめ5選」を開く
「みえる電話」を使って通話を可視化しよう
無料で使える上に、会話をテキストにしてくれるのでとても便利ですよ
3つのポイントで紹介!
- 会話をテキスト化してくれるので、聞き取れない所が出ても見れば分かる
- 無料で使うことが可能
- 入力した文章を、機械音声で相手に伝えてくれる入力発話機能もある
みえる電話はNTTドコモが行っているサービスで、通話相手が発した言葉をリアルタイムでテキスト化してくれる機能です。
もし相手が言っていることが聞き取れなくても、文字を見れば分かるので安心。
ただし、発話をテキスト化する精度は7割といった所ですのでその点はご注意ください。
テキストへの変換は人がやっている訳ではなく、コンピューターの音声認識機能によるものだからです。
もう一つ入力発話という機能が付いていて、これは手で入力して作った文章か定型文を機械音声で相手に伝えてくれる機能。
難聴になると自分の声が聞こえないことから、どうしても滑舌が悪くなり伝わらないことが増えるので助かりますね。
みえる電話は無料で使えますが、ドコモと契約している必要があります。auやソフトバンクなどでは使用できませんので、ご注意ください。
ちなみに通話相手は、ドコモ以外のキャリアでもちゃんとテキスト化してくれますのでどこでも大丈夫です。
「高度~重度難聴」補聴器ありでも会話が聞き取れない方に便利な道具
難聴が高度から重度になると、会話が聞き取れなくなる事が大幅に増えます。
特に感音性難聴の場合は、重度用の補聴器を付けても会話が聞き取れないので日常生活でかなりの困難を感じるでしょう。
だから高度から重度の難聴では、上で紹介した道具を使っても「まったく聞こえなくて意味なかった……」ということも起きます。
管理人も利用していますが、難聴が重くても使用できて生活を便利にしてくれる道具はいろいろと販売されていますのでご安心ください
軽度から中度難聴にあったテレビ視聴についてですが、高度~重度難聴になるとスピーカーでは無理です。というのも、かなりの爆音にしないと聞こえないので、確実に近所迷惑になってしまいます。
そこで、高度~重度難聴のテレビ視聴は、難聴の人向けにもう一台テレビを購入してカナル式のイヤホンとイヤホンの延長コードを使ってください。現在なら2~3万円くらい出せば、そこそこの性能の小型テレビが購入できます。
カナル式は密閉式のイヤホンですので、音量をかなり上げても音が漏れにくく重度難聴でも視聴することが可能です。
重度難聴でほぼ聞こえないコミュニケーションで役立つ便利な道具
管理人も重度の感音性難聴のため、補聴器によるコミュニケーションは無理です。このように、難聴が重度な場合は、コミュニケーションは諦めなければいけないのでしょうか。
いえ、実はほぼ聞こえなくてもコミュニケーションが本当に快適になる便利な道具がたくさんあるので、そういったものを活用すれば大丈夫ですよ!
「ポケトークmimi・タブレットmimi」音声を自動で文字にしてコミュニケーションで大活躍
ポケトークmimi・タブレットmimiを使うことで、相手の声を自動的に文字に!これがあれば、重度の難聴でも気軽にコミュニケーションができるようになりますよ。
3つのポイントで紹介!
- 相手が話したことを解析して、画面にテキストとして表示してくれる
- 精度はなかなか高く、数秒で表示されるので実用的
- 持ち運びやすい小型のポケトークmimiと、据え置き型の大きなタブレットmimiがある
管理人もそうですが難聴の症状が重く感音性難聴でもあると、人の声が聞き取れないのでコミュニケーションは筆談するしかありません。
筆談は時間が掛かるので断られることがありますが、これを解決してくれるのが「ポケトークmimiとタブレットmimi」という便利な道具。
この2つは人の声を機械が読み取って、なんと言ったのか画面に文字として表示してくれます。
これならいちいち書かずに、ポケトークmimiかタブレットmimiに向かって話してもらうだけで良いのでコミュニケーションが激変しますよ!
ちなみに、ポケトークmimiは持ち運びに向いた小型の機械で、タブレットmimiは据え置き用の大きめの機械です。
ポケトークmimiとタブレットmimiは、毎月通信費が掛かる点にご注意ください。
これは、音声認識機能を使うためにサーバーとの通信が必要なので、携帯電話と同じ4G回線を使用しているからです。
それでも月額1430円と安く、ポケトークmimiかタブレットmimiを導入するとコミュニケーションが本当に快適になるのでそれだけの価値はあります。
ポケトークmimiとタブレットmimiについては、別記事に詳細なレビューがありますのでそちらをご覧ください。
当ブログ別記事「ポケトークmimiを聴覚障害者が実際に使ってレビュー!【 雑談が楽しくなりました】」を開く
当ブログ別記事「【レビュー記事】タブレットmimiを使えば聴覚障害者でも安心して会議に出れる!」を開く
「UDトーク・こえとら」でスマホを音声認識デバイスに変換!
無料で使える上に、スマホやタブレットを音声認識デバイスに変えることができます。
3つのポイントで紹介!
- スマホやタブレットにインストールするだけで、会話を自動的にテキスト化してくれる
- 無料で使うことができる(UDトークは無料版だと30分までの制限あり)
- 精度はなかなか高く、数秒で表示されるので実用的
「UDトーク」や「こえとら」というアプリを使えば、お持ちのスマホやタブレットを音声認識デバイスに変えることができます。
つまり、スマホやタブレットに向かって相手に喋ってもらえば、それを文字としてどんどん表示してくれるのでコミュニケーションにかなり役立ちますよ!
最大のメリットは、どちらも無料で使用できる点でしょう。ただし、UDトークは無料版だと30分までの制限ありな点は注意してください。
有料であるポケトークmimiやタブレットmimiよりは下ですが、テキスト変換の精度はなかなか高めです。(※この点については、どちらも実際に使用して確認しました)
ちなみに、UDトークなどアプリとポケトークmimi・タブレットmimiどちらがいい?何が違うの?と思った方は、別記事に比較してまとめてありますので下のリンクよりご覧ください。
別記事「【比較レビュー】ポケトークmimiやタブレットmimiと音声入力アプリはどちらがいい?」を開く
「Daytech 呼び出しベル」で呼び声やノックの代わりを!
呼び声やノックも聞こえませんが、Daytechの呼び出しベルなら振動でお知らせしてくれるので安心です。
3つのポイントで紹介!
- 送信機側のボタンを押すと、受信機側が震えてお知らせしてくれる
- 使い方がシンプルなので、どなたでも扱いやすい
- 価格が1セットで3000円以下と安い
聴覚障害者にありがちな、呼び声やノックが聞こえないという地味に大変な困り事。
ノックが聞こえないので、着替えているとか入ってほしくない時にも家族が入って来ることがあるんですよね。
それに、呼ぶ方からもすればいちいち部屋まで行かないといけないので大変です。
こういう呼び声やノックの問題は、Dauechが販売している「呼び出しベル」という道具が便利。
これはワイヤレスチャイムのように送信機と受信機に別れていて、送信機のボタンを押せば受信機側が震え出します。
あらかじめ、これが振動したら来て欲しいとか部屋に入るなど合図を決めておけば、呼び声やノックの代わりになりますよ。
ちなみに、上で紹介したワイヤレスチャイムでも似たようなことは可能です。
「筆談器」があればちょっとした筆談に便利!
ちょっとした雑談に、すぐ書いてすぐ消せる筆談器を一つは持っておくと良いでしょう。
3つのポイントで紹介!
- 書いたら消して何度でも書くことが出来る
- おもちゃとしても使われるように頑丈で壊れにくい
- マグネット筆談器・電子メモパッド・ホワイトボードなど種類がある
昔から使われている筆談器も、持っておくと便利な道具の一つです。
ちょっとした筆談に、さっと出して活用できます。
ちなみに、ノートだと記録が残りますが、筆談器なら書いたら消すので記録が残らないため雑談に応じてもらいやすいという効果も。
ペンでなぞったところが黒くなるタイプの筆談器なら、周囲をインクで汚すこともないのでどこでも使用できますよ。
筆談器については、かなり詳しくまとめた記事があるので気になったらご覧ください。
当ブログ別記事「聴覚障害者が教える筆談器のおすすめ10選!」を開く
重度難聴でインターホンが聞こえず来客が分からない問題を解決できる便利な道具
難聴が重くなると、インターホンの音も聞こえないので来客が分からなくなります。これが原因で、来ていることに気づかずに「宅配便が受け取れなかった」は重度難聴者によくある問題です。
このインターホンが聞こえず来客が分からない問題も、解決できる便利な道具がありますので大丈夫ですよ。
「ワイヤレスチャイム」は来客が分かり防犯にも役立つ!
聴覚障害者にとって、ワイヤレスチャイムは必須のアイテム。インターホンの代わりから防犯まで、様々なことができるようになります。
3つのポイントで紹介!
- ボタンが押されると光や振動でお知らせしてくれるので、難聴でも来客が分かるようになる
- 強烈な赤い光を出すタイプのワイヤレスチャイムもあり、防犯用としても使用可能
- 合図を決めておくことで、呼び声やノックの代わりとしても使用できる
高度~重度難聴になると、人の声が本当に聞こえません。
そこで困るのが、インターホンの音も聞こえないので来客が全く分からないこと。
管理人も宅配便が来ているのに気づかずに、帰らせてしまい申し訳ない気持ちになった事も何度があります。
しかし、ワイヤレスチャイムを設置することで、インターホンが押されたことがすぐ分かるようになったので来客に気づかないことはなくなりました。
ワイヤレスチャイムとは、送信機と受信機がセットになった道具。
送信機側に付いているボタンを押すと電波を飛ばし、受信機側がキャッチして光りや音でお知らせしてくれます。
音は無理ですが受信機が光ったり振動したりするので、全く聞こえない人でも誰か来たなと分かります。
また、来客だけでなく、センサーを取り付けることで防犯用としても活用できますよ。
価格も1セットで2000~3000円くらいですし、本当に便利で難聴なら必須な道具ですのでぜひ使ってみてください。
ちなみに、ワイヤレスチャイムについては、詳しくまとめた記事があります。
当ブログ別記事「【聴覚障害なら必須!】光るワイヤレスチャイムおすすめ17選!」を開く
重度難聴で目覚まし時計の音が聞こえない問題を解消する便利な道具
高度~重度の難聴になると、目覚まし時計の音が聞こえないので使えないという地味に困る問題が出てきます。
もちろん、振動で起こしてくれる聴覚障害者用の目覚まし時計はありますが、高価だったり寝相が悪いとベッド外に落としてしまったりする問題が……。
そこで、こういった問題を解消できて欠点もほぼない便利な道具を紹介します。
「Miスマートバンド」は目覚まし時計の代わりなど聴覚障害者にとって必須アイテム!
スマートウォッチも目覚まし時計や時間のお知らせなど、聴覚障害者にとって必須の道具。その中でもMiスマートバンドは、振動を細かく調整できるなど使いやすいです。
3つのポイントで紹介!
- セットした時間になると、振動するので目覚まし時計の代わりになる
- 睡眠計や歩数計、血中酸素飽和濃度の測定などいろいろ付いている
- MIスマートバンドは振動のテンポや長さを細かく設定できるので聴覚障害者向き
難聴の程度が重いと、目覚まし時計も聞こえないので使えないといった地味に困る問題があります。
そこでおすすめなのが、目覚まし時計の代わりにMiスマートバンドというスマートウォッチを活用すること。
これなら振動もなかなか強いのでまず起きますし、腕に装着しているので寝返りでベッド外に落とすといったことはありません。
数あるスマートウォッチの中かからMiスマートバンドをおすすめする理由は、聴覚障害者に向いた振動のテンポや長さを細かく設定できる機能があるからです。
それに、スマートウォッチの中でもコスパ良く、わずが5000円台で購入でき性能も高いといった事情もあります。
管理人自身が毎朝使用していますが、Miスマートバンドは振動がなかなか強く確実に起きられます。
もしちょっとしたことでは起きない人がいても、設定で振動をかなり長い時間震え続ける設定にできるので大丈夫でしょう。
画面に現れるボタンを押して止めないと、10分後にまた振動するスヌーズ機能も付いています。
当ブログ別記事「聴覚障害者でスマホの着信に気づかないのはスマートウォッチを使えば解決できる」を開く
当ブログ別記事「聴覚障害でも朝すっきりと起きる方法は振動と光の併用がベスト!」を開く
光ですっきりと起きられる「inti4s」もおすすめ
光で起きることにより、朝すっきりと目覚めるので二度寝が減りました
3つのポイントで紹介!
- 光だと目覚める前にセロトニンが分泌されるので、振動よりもすっきりと起きられる
- 市販されている光目覚まし時計の中でも光の強さが上位
- 20cm離れた所に置いても、3000ルクスでしっかり効果がある
管理人も悩まされましたが、朝起きたもののどうもすっきりせずに二度寝してしまったり憂鬱になってしまったりすることはありませんか。
こういった問題は、「光目覚ましinti4s」という光で起きる目覚まし時計を使えば改善する可能性があります。
上記の問題は、朝起きた直後はセロトニンという神経伝達物質が1日で一番低くなっていることが原因。
セロトニンが一番少ない時に振動で起こされると、すっきりしないし眠いので二度寝しやすくなります。
このセロトニンは光を浴びると、合成がスタートしてどんどん増えていきます。そのため、光目覚まし時計で起床時間の少し前から段々と光を浴びていくとすっきりと起きられます。
ちなみに、効果があるには2500ルクスほど必要ですが、市販されている光目覚まし時計の中には全然足りないものも販売されています。
inti4sは20cm離しても3000ルクスですので、十分に効果があります。
意外と低価格で購入できる「振動目覚まし時計」
近年では振動目覚まし時計も、低価格で購入できるようになりました。
3つのポイントで紹介!
- ブザー音ではなく振動するので、耳が聞こえなくても起きられる
- 現在では低価格なものが増えて、2000円台でも購入できる
- 腕に巻き付けられるタイプもあるので寝相が悪い人も安心
スマートウォッチではなく、専用の振動目覚まし時計はどれが良いかと聞かれるのでこちらも紹介します。
振動目覚まし時計で有名で特に人気があるのは、ADESSO(アデッソ)が販売しているものです。
枕の下に入れて使うタイプで、価格はAmazonだと2000円少しで購入できます。これだけ安いなら、導入しやすいですね。
小型のため、旅行先などにも持っていきやすいメリットもあります。
もう一つ、「Shake N Wake」という腕に巻き付けて使える、振動目覚まし時計もご紹介します。
管理人は寝相が悪いので、普通の振動目覚まし時計だとベッド外に落としてしまい振動に気づかないことがよくありました。
もし同じ悩みを抱えている方なら、こちらがおすすめです。スヌーズ機能つきで、アラームは2つまでセット可能。リマインダーとしても活用できますよ。
説明書が英語というデメリットはありますが、そこまで複雑ではないので少し操作すれば使い方は分かると思います。
重度難聴でも電話が使えるようになる便利な道具
軽度なら何とか電話を使用することができましたが、重度になると相手の声がまったく聞き取れないのでそのままではまず使用不可ですね。
ところが、ほぼ聞こえない重度難聴でも、電話が使用できるようになる便利な道具はちゃんとあります!
「電話リレーサービス」を使えば手話や文字で電話を掛けられる
道具というよりサービスですが、耳がまったく聞こえなくても手話や文字で電話が可能になります。
3つのポイントで紹介!
- オペレーターの方が代理で電話を掛け、手話や文字でやり取りができる
- スマホやタブレットのアプリから出来るので、何か機器を導入する必要がない
- 無料で使うことが可能
全く聞こえない聴覚障害者でも、電話リレーサービスを使えば電話を使うことが可能です。
これは、間にオペレーターの方が入って、相手の音声をチャットや手話で伝えてくれるため。
スマホやタブレット、パソコンのどれかにアプリをインストールするだけなので、何か機器を導入する必要もなく無料で使うことができます。(※通信費は利用者の負担です)
なお、誰でも利用できる訳ではなく障害者手帳を持っている聴覚障害者か言語障害者のみとなります。
利用を開始するには日本財団電話リレーサービスのホームページから登録し、許可が下りるのを待ってください。
24時間利用できる訳ではなく、事業所によりますがだいたい8~20時までとなっています。
ちなみに、テレビ電話で行うため、背景や身だしなみは整えておきましょう。
別記事「電話リレーサービスとは?聴覚障害者なら絶対知っておきたい便利なサービスです!」を開く
耳が聞こえなくても警察への通報ができる「110番アプリ」
犯罪に巻き込まれたり見かけたりしたら、110番アプリで警察に連絡しましょう。
3つのポイントで紹介!
- 耳がまったく聞こえない・話すことができない人も110番通報ができる
- 質問に答えていき情報を警察に伝え、チャットで警察と連絡を取れる
- 事前に氏名や電話番号などの登録が必要
110番アプリは警視庁が公開している、聴覚や言語に障害がある方でも文字を使うことで通報できるアプリ。
これなら、全く聞こえなくても話すことができなくても通報できます。
何があるか分かりませんから、犯罪に巻き込まれたり見かけたりした時に備えて聴覚障害者は110番アプリを入れておくと良いでしょう。
使い方は、質問形式で何が起こったか選択していき、その後にチャットで警察側と連絡を取る形となります。
なお、アプリをインストールするだけではダメで、使うには事前に氏名や電話番号などを登録する必要があるので注意してください。
別記事「聴覚障害者が110番するならアプリを使おう!」を開く
まったく聞こえない難聴者の防災に役立つ便利な道具
火事が起きたら、火災警報器のブザー音や人の叫び声、火が燃える音などで気づくでしょう。しかし、聴覚障害者はどれも聞こえないので、かなり火が近づいてから煙のニオイなどでやっと気づくことになります。
管理人もこういった災害は不安でしたが、こちらも便利な道具はありますので安心してくださいね。なお、避難するときはここで紹介した道具と共に、上のコミュニケーションのところの道具も持っていくと後々役立ちますよ。
「Spolehli 住宅用火災警報器」で火災に気づき迅速な避難が可能に!
火災が起きても、Spolehliの火災警報器なら分かる形ですぐ連絡が来るので安心。Miスマートバンドと組み合わせることで、確実に警報に気づくことができます。
3つのポイントで紹介!
- ブザー音だけでなく、スマホへの連絡でもお知らせしてくれる
- スマートウォッチと組み合わせることで、確実に火災に気づくことができる
- 一般的な火災警報器と同じなので、取り付けは自分で出来る
重度難聴になると音がまったく聞こえないので、火災が起きても気づかずに避難が遅れてしまうという問題があります。
というのも、一般的な火災警報器はブザー音で知らせますが、そのブザーが聞こえないからです。
そこで、もしものために耳がまったく聞こえなくても火災が分かるようになる「Spolehli 家庭防災報知器 住宅用火災警報器」を取り付けておくのがおすすめ。
この火災警報器はブザー音だけでなく、光とスマホへの連絡の2つでもお知らせしてくれます。
別の部屋にいる場合は光だと見ませんが、火災が発生すればスマホから連絡が来るので安心。
ちなみに、上で紹介したMiスマートバンドと組み合わせると、スマホでアプリ通知が来れば腕に装着しているMiスマートバンドが震えるので確実に気づきます。
当ブログ別記事「聴覚障害者が火災で逃げ遅れないためにするべきこと」を開く
ちょっとした日常生活の困りごとを解消できる便利な道具
こちらは、耳が聞こえないことで日常生活であるちょっとした困りごとを解消できる便利な道具をご紹介します。
昔はほとんどありませんでしたが、現在では色々と増えていますよ!
「シチズン 振動体温計」を使えば測定終了が振動で分かる
測定終了のブザーが聞こえなくても、振動でお知らせしてくれるので正確な体温が測れます。
3つのポイントで紹介!
- 測定が終了すると、ブザー音だけでなく振動でもお知らせ
- 画面が大きく、目が悪い人でも数値が見やすい
- 脇からずり落ちにくくする「ぴたッチメント」が別売りされている
新型コロナが流行していることもあり、体温を測る機会が増えましたね。
体温を正確に測るなら脇に挟むタイプの体温計を使いますが、終了のブザー音が聞こえないので測定終了が分かりません。
終了しないうちに何度も確認していると、体温も不正確になってしまいます。
この終了が分からない問題は、シチズンから出ている測定が終わったら振動でお知らせしてくれる体温計を使えば解決できますよ。
音だけでなく振動で終了をお知らせしてくれるので、聴覚障害者でもきっちり体温を計ることが可能です。
当ブログ別記事「聴覚障害者で体温計のブザー音が聞こえなくても大丈夫になりました」を開く
「パール金属 バイブレーションタイマー」でタイマー終了が振動で分かる
セットした時間がゼロになると、振動してお知らせしてくれます。ポモドーロテクニックなど、いろいろな用途に活躍しますよ。
3つのポイントで紹介!
- カウントダウンタイマーで、セットした数値がゼロになると振動して教えてくれる
- 低価格で、1000円以下で購入できる
- カウントダウンだけでなく、カウントアップ機能も付いている
地味に便利なのが、時間になると振動して教えてくれるバイブレーションタイマー。
いろいろなメーカーから販売されていますが、パール金属のものが一番低価格です。
ボタン数が少なく、シンプルなのでどなたで使いやすいタイマー。
セット時間は1秒から99分59秒までで、カウントダウンだけでなくカウントアップの機能も付いています。
管理人はこういった振動で教えてくれるタイマーを、仕事の際にポモドーロテクニック用として主に使用しています。
タイマーをセットするだけでも集中しやすくなるので、仕事や家事などが進まない時は試してみてください。
まとめ
今回は、耳が聞こえない人に便利な道具をご紹介しました。
よくあるトラブルに、「耳が遠い家族のためにせっかく便利な道具を購入したのにまったく効果なかった」ということがあります。
この原因は難聴になっている本人の聴力レベルなど把握せずに、対応していない道具を購入してしまった点が大きいです。
なので、失敗しないように聴力レベルや聴覚障害の種類は事前情報としてまとめてあるので、それを参考に家族の耳はどの状態なのか調査してから購入しましょう。
近年では聴覚障害でも快適に日常生活を送れるくらい、本当に便利な道具が多数販売されています。
もちろん聴力レベルにあったものを使うことが前提ですが、聞こえないからと悩んだりケンカしたりする前に便利な道具を導入して生活の質を高めていきましょう!